不祥事続きの鹿児島県警、掲げた改革の旗は「新着情報」に埋もれ目立たず…新本部長「改善の余地ある」と公式HPの発信強化に意欲
鹿児島県警で相次ぐ不祥事を巡り、岩瀬聡本部長は5日、ホームページによる公式見解や対応状況の情報発信について「改善の余地がある。しっかり対応する」との認識を明らかにした。宮崎、佐賀両県警が取り組んでいる、本部長の顔写真付きのあいさつ文掲載についても検討する考えを示した。 【写真】〈関連写真〉鹿児島県警の不祥事再発防止対策について答弁する岩瀬聡本部長=3日、県議会
同日の県議会一般質問で答えた。この中で、ホームページには再発防止対策や議会で配った一部資料が載せられているものの、説明が足りず、県民に伝わりにくいとの指摘があった。 岩瀬本部長は同日までに、県警職員に対し「変化を恐れず新しいアイデアや発想に耳を傾け、これまでと異なる手法への挑戦を尊重することが大切だ」と指示したことも明らかにした。
南日本新聞 | 鹿児島
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