【熊本競輪・GⅢ開設記念】野口裕史は高校時代に感じた「太陽の近さ」を回想
<2日・熊本競輪・前検日> 【記者コラム・野口雅洋1000円勝負】 41歳の野口裕史は、111期でデビュー7年3カ月なので熊本は初参戦だ。競輪の道に進む前はハンマー投げの選手で、日本選手権で優勝したこともある。「熊本は高校時代、インターハイ以来です。会場は大きなスタジアムでした」とのことで、どうやらKKWING(現・えがお健康スタジアム)での大会だったようだ。出身は北海道で、「函館から来て、どうしてこんなに太陽が近いんだろうと思った」と当時を回想した。火の国の燃えさかる太陽に圧倒されたという。 輪界の徹底先行型といえば、野口の顔と名前が真っ先に浮かぶファンも少なくないはず。「やっぱり、きついですよ」と笑うが、それでも徹底先行へ執念の炎を燃やし続ける。「もう少し年を取ったら、浦山一栄さん(東京・72期)みたいになりたいですね。『チャレンジで若手をやっつけるのがおもしろい』とおっしゃってました」。先行の道を極めて、若さに負けない走りを見せ続けてほしい。 ▼5R(野口裕史) 「練習を強めにやってきた」と仕上がりは問題なさそう。先月、500バンクの宇都宮GⅡでも逃げ切った先行の極意を熊本でも見せる。9―127―1237、9―2―6。 ▼7R(竹内翼) 3車ラインの長さを味方に思い切って仕掛ければ台頭も十分。5―12―123479。