キャサリン皇太子妃、チャールズ国王から新たな勲章コンパニオン・オブ・オナーを授けられる ロイヤルファミリーで初
現在がんの治療中で公務を休んでいるキャサリン皇太子妃。チャールズ国王からコンパニオン・オブ・オナー勲章を授けられることが発表された。 【写真】歳は重ねても決してブレない! キャサリン皇太子妃の美貌の進化・18年を振り返り
この勲章は1917年にジョージ5世国王によって創設され「芸術や科学、医学、行政の分野で長期にわたって大きな貢献をした人」に与えられるもの。この勲章を授けられた人はコンパニオン・オブ・オナー騎士団のメンバーとなる。団員は主権者の君主を除き最大65人までと限定されている。
現在はエルトン・ジョンやアナ・ウィンター、ジュディ・デンチ&マギー・スミス(写真)の大女優2人組がメンバーに任命されている。ロイヤルファミリーがこのメンバーになるのは皇太子妃が初めてである。
またウィリアム皇太子も新たな役職、バス勲章のグレートマスターに任命された。バス勲章は模範的な功績を残した軍人らに与えられるもの。1725年に今のような形になったが、起源は8世紀にまで遡ると考えられている非常に古いもの。
グレートマスターは騎士団の主権者である君主に次ぐ地位である。このポジションは2022年までチャールズ国王が務めていたが主権者になったのに伴い、空席となっていた。 (写真は2006年、バス騎士団の礼拝に出席するエリザベス女王)
チャールズ国王も皇太子妃同様、現在治療に専念する日々を過ごしている。最近、王室の伝記作家であるサリー・ベデル・スミスは2人の関係について雑誌『ピープル』でコメント。「皇太子妃と国王はこれまでもずっと強い絆で結ばれていた。国王にとって皇太子妃は、持つことのなかった実の娘と同じ存在と言っても過言ではない」「国王は皇太子妃を守りたいという思いを皇太子と分かち合っている」と語っている。また「がんを公表した皇太子妃を国王はとても誇りに思っている」とも。今年に入ってから異例の状況が続いているイギリスロイヤル。皇太子妃と国王が復帰する日を静かに待ちたい。