意識不明…倒れていた男性死亡 午前4時の路上、通行人が発見 ダンプカーにはねられた直後だった…去った運転手、15分後に戻ってきて逮捕 男性の身元判明 救護せず「何かにぶつかったが、人だと思わなかった」
高齢男性をダンプカーではね、救護措置を取らずに逃走したとして、埼玉県警吉川署は30日、自動車運転処罰法違反(過失致死)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで、栃木県佐野市田島町、自称自営業の男(63)を逮捕した。 激しい事故現場の写真 バイク2台と車の死亡事故、残骸が50メートル飛び散る 陸橋が近く猛スピードの車も
逮捕容疑は同日午前3時55分ごろ、三郷市彦江3丁目の市道で、高齢男性をダンプカーではね、そのまま逃走した疑い。 現場を通りかかった通行人が午前4時ごろ、「男性が倒れている。意識がない」と110番。男性は搬送先の病院で死亡が確認された。同署によると、ダンプは現場の道路を徒歩で横断していた男性をはね、事故から約15分後、現場に戻り、署員らに「事故を起こしたかもしれない」などと届け出た。男は東京都内で仕事を終え、自宅に帰る途中だったとみられるという。男は「何かにぶつかったが、人だとは思わなかった」などと容疑を一部否認。署が男性の身元と詳しい事故原因を調べている。 ■死亡男性の身元判明(以下、続報記事) 8月30日早朝に三郷市彦江で発生した死亡ひき逃げ事件について吉川署は同日、亡くなった男性は同市谷口の無職(84)と判明したと発表した。 男性は同日午前3時55分ごろ、三郷市彦江3丁目の市道を徒歩で横断していたところをダンプカーにはねられ、頭を強く打つなどして搬送先の病院で死亡が確認された。ダンプカーは救護措置を取らずにその場から逃走。同署は同日、自動車運転処罰法違反(過失致死)、道交法違反(ひき逃げ)容疑で、ダンプカーを運転していた栃木県佐野市田島町、自称自営業の男(63)を逮捕している。