"裏金の震源地" 静岡3区・8区では自民新人大敗 「みそぎ」の無所属・宮沢氏も散る「身を律して反省に反省を重ねて」【衆議院議員総選挙2024】
<LIVEしずおか 滝澤悠希キャスター> 裏金問題で揺れた3区と8区ですが、自民側は新人としては善戦したと思うんですが、結果的に野党が圧勝となりましたね。 <法政大学大学院 白鳥浩教授> 3区の場合は、やはり保守票の分裂というのもあったと思いますが、ただ二人とも新人候補でなかなか選挙区に浸透というのが図れなかった時間が足りなかったということがあると思います。 <LIVEしずおか 滝澤悠希キャスター> この裏金問題についてSBSとJX通信社の共同調査の結果をまとめました。 <県政キャップ 坪内明美記者> 投票先を決める時、裏金事件を考慮するかという質問に対する有権者の答えです。3区では61%、8区ではさらに多い68%が「考慮する」と答えています。裏金問題などで引退、離党した前任者の後に立った新人は厳しい戦いを迫られました。自民党県連の相坂幹事長も「選挙の進め方については反省すべき点があった」と話しています。 <自民党県連 相坂摂治幹事長> 「選挙の目的は、何かのみそぎではなく、国民生活に直結した物価の高騰問題、それから災害対策、そして経済政策、こうしたことがそれぞれの選挙活動の中で優先的な争点として登場させられなかった」 <LIVEしずおか 滝澤悠希キャスター> 今回、裏金問題というところが大きく出たわけですが、一方で手取りを挙げるということを強く訴えた国民民主党が大きく数字を伸ばす結果となりました。いったい何が争点になったのでしょうか。 <法政大学大学院 白鳥浩教授> 立憲民主党にとっては、やはり裏金というのを争点でしたし、あるいは国民民主党にとってはやはり国民の生活といったことが争点だったんだと思います。そういうそれぞれ違う争点をアピールしながら戦っていった。そういうそれぞれの多様な争点の中で、野党の全体のうねりというのが出てきたというふうに言ってもいいと思います。 <LIVEしずおか 滝澤悠希キャスター> 野党が立憲、国民ともに多角的にアピールしたことで、数字を伸ばすことができたといえるわけですね。
静岡放送