京都で室町時代から続く「すす払い」 西本願寺と東本願寺で大そうじ
京都市下京区の西本願寺と東本願寺で20日朝、伝統行事「すす払い」があった。室町時代の浄土真宗中興の祖・蓮如(れんにょ)のころから続くとされ、門徒たちが新年を迎える準備を整えた。 【写真】舞い上がったほこりを、大きなうちわで追い出していた=2024年12月20日午前9時27分、京都市下京区、新井義顕撮影 西本願寺では、大谷光淳(こうじゅん)門主が阿弥陀堂で、長さ約4メートルのほうきを左右に振って始まりを告げた。マスク姿の門徒らが竹の棒で畳をたたくと、ほこりが舞い上がり、巨大なうちわであおいで外に出した。 東本願寺では地元の中学生も参加した。最後に御影堂で大谷暢裕(ちょうゆう)門首が長い柄のほうきで「寿」と書いて締めくくった。(清水謙司)
朝日新聞社