UDトラックス熊本工場が車検通した後に不正改造し業務取り消し処分「コンプライアンス意識が徹底されず」
九州運輸局は、熊本市南区にある大型車のディーラー「UDトラックス熊本工場」に対し、車検と整備業務を取り消す処分を下した。UDトラックスは「全国の整備工場で再発防止に取り組む」とコメントしている。 【画像】不正車検を行ったUDトラックス熊本工場
熊本工場が車検通した後に不正改造
処分を受けたのは、熊本市南区平田にある「UDトラックス熊本工場」だ。 九州運輸局によると、この工場は2021年10月から2023年8月までの約2年間、客から依頼された車65台の車検について、不適格なバンパーなどをいったん正規部品に交換して車検を通した後、元の不適格な部品に付け替える不正改造を行ったということだ。2023年8月に行われた社内調査で発覚し、本社から九州運輸局に報告があり、今回の処分に至ったという。 九州運輸局は道路運送車両法に基づき、6月1日付で処分を実施。これにより、整備業務と車検業務ができなくなる。UDトラックスは6月1日付で熊本工場の無期閉鎖を発表し、「コンプライアンスの意識が徹底されていなかったことが不正の原因。全国の整備工場で再発防止に取り組む」とコメントしている。 (テレビ熊本)
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