ソフトバンク無傷で4年ぶり日本シリーズへ 4番山川が先制打、3戦連続打点でチーム牽引
ソフトバンク3－2日本ハム（18日、パ・リーグCSファイナルステージ） 4番のバットに導かれ、ソフトバンクが3連勝で4年ぶりの日本シリーズ進出を決めた。一回に山川の適時二塁打で先制し、逆転を許すことなく勝ち切った。仕事を果たした主砲は「いい反応でとらえることができた。大事な先制点をとることができてよかった」と拳を握った。 【写真】日本シリーズ出場をきめ、歓喜の輪をつくるソフトバンクナイン CSファイナルステージは3試合連続打点で、驚異的な打棒でチームを牽引（けんいん）。西武時代も2018、19年にリーグ制覇は経験しているがCSで敗退しており、日本シリーズは未経験だ。移籍1年目で再び巡ってきたチャンスに懸ける思いは強かった。 レギュラーシーズンで全143試合出場したにもかかわらず、CS前に若手が主体の秋季教育リーグ（宮崎）に志願して参加。「宮崎に行って、キレが出たのかなと」。実戦を積んだだけでなく、個別でランニングメニューを組んで汗を流すなど、ポストシーズンに向けて自身の体にさらに磨きをかけた結果だった。 2点リードを三回に追いつかれたものの、四回に周東が勝ち越し打を放ち「絶対にこのチャンスを生かそうと思った」。打線に応えるように投手陣も最少リードを守り切り、シーズンと同様にCSでも強さをみせつけた。（大石豊佳）
