究極のハンドリングを味わえる中古車 28選 後編 メガーヌからNSX、フェラーリまで
ルノー・メガーヌRS 250カップ
後編ではまず、ホットハッチから紹介しよう。 2010年当時、本誌はこのメガーヌを「ズボンのシートとスパルコのレーシングブーツ」でセットアップしたものだと評価していた。公道でもサーキットでも生き生きと走るRS 250カップは、1万ポンド(約180万円)以下で狙えるお買い得車だ。 【写真】夢、憧れ、誇り… 日本の「至宝」は今も健在【初代ホンダNSXを写真でじっくり見る】 (28枚)
フォード・フォーカスST
強力なグリップ、自由自在なリアエンド、衝撃の5気筒エンジン……。フォーカスSTは、2006年の本誌ベスト・ドライビングカーにふさわしいホットハッチであった。古典的なハイパフォーマンス・フォードの特徴をすべて備えており、センスある人に育てられた中古車が多い。7000~1万ポンド(約125~180万円)で、なかなか良い1台が買えるだろう。
プジョー206 GTi
このクルマを「ホットハッチ」と呼ぶのは、「カレーは辛い」とわざわざ説明するようなものだが、初期の206 GTiは、その愉快さと安定性において、今でも検討に値する。実際、本誌は「206はウェットでもドライと同じように落ち着いていた」と評価している。サーキット走行初心者にとっても堅実な選択肢であり、中古車価格はわずか1000ポンド(約18万円)からだ。
トヨタGRヤリス・サーキットパッケージ
GRヤリスは、スーパーカー顔負けの速さと四輪駆動の安定性・安心感のおかげで、ここ最近で最も注目を集めたクルマの1つとなった。英国ではしばらくの間、高値で取引されていたが、現在では3万ポンド(約540万円)を下回り始めている。 ホットハッチでは小さすぎるという人のために、次項からミドルクラス以上のモデルを紹介する。
フォード・モンデオ2.5Tチタニウム
2007年、3代目モンデオはスーパーカーの群れを相手に善戦し、最下位を免れた。平凡なファミリーセダンであることを考えれば、称賛に値する。傷だらけの個体は1000ポンド(約18万円)を大きく下回る値段から買えるが、希少な5気筒ガソリン車である2.5Tチタニウムは、状態にもよるが2000~5000ポンド(約36~90万円)となる。