4周年を迎える櫻坂46の新たな"顔"・山下瞳月(しづき)が週プレ表紙に初登場「もっと楽しい景色があると思うと、自分の限界は絶対に決めたくないんです」
2023年のグループ加入以降、本誌に登場するたびに好評を博してきた櫻坂46の山下瞳月が、11月5日(火)発売『週刊プレイボーイ47・48合併号』で初めて週プレの表紙を飾る。 2作連続で表題曲のセンターとして過ごす「今」の話や、近い未来に迎えるであろう「後輩」の話を語ってくれた。 ■高い所より「未来のほうが怖いか」 ――週プレでは3度目の撮り下ろしとなる今回、ついに初表紙を飾っていただきます。 山下 ありがとうございます。櫻坂46に加入してすぐの頃から、何度も呼んでいただけていることがうれしいですし、しかも今回、櫻坂46の特集号とお聞きして。毎回「前回、評判良かったのかな」って思って。ありがたいです。 ――前回はクールな表情が多かったですが、今回の現場ではよく笑っている印象でした。 山下 明るいスタッフさんが多い現場だったので、つられてずっと笑顔でした。大自然の中でたき火を前に撮っていただいたんですけど、なんだか楽しくて笑っちゃって。「真顔!」って言われたくらい(笑)。笑っちゃだめだと思うと笑っちゃうんです。 ――驚きだったのが、撮影用に用意したクリームソーダが「人生初メロンソーダ」だったとか。 山下 おいしかったです! 食べたり飲んだりが好きなので、撮影後は頭の中がメロンソーダでいっぱいでした。想像していた以上に「メロンと違う!」って思いましたけど。 ――あれはメロン色なだけですからね(笑)。また、撮影でけっこうな高台に登ったんですが、少し怖がりながらはしごを下りる前、何かぼそっとつぶやいてましたね。 山下 はい。よく言うんですけど、「未来のほうが怖いか」と。 ――なんだか「らしさ」もありつつ、独特なセリフだなと。 山下 虫とか、高い所から見る地面とかって「怖いもの」ですけど、目に見えるもので。冷静になると"見えない現実"のほうが怖いじゃないですか。そう思うと、「目に見えるなら怖くないな」と。 ――なるほど(笑)。そんな山下さんですが、先月発売されたグループの最新シングルで、2作連続の表題曲センターを務めることになりました。 山下 同期とも「次はどの先輩方だろうね」って言っていたくらいで、まさか自分が続けて、というのはまったく想像していなくて。なので自分の名前が呼ばれたときは、すごく不思議な気持ちになりました。 ――不思議な気持ち? 山下 前作で初めてセンターに立たせていただいたとき、「全部完璧でいなきゃいけない」っていう思い込みにすごく縛られてしまって。全国ツアーのファイナルで立った東京ドームも、達成感はありつつもどこかで自分には納得できずで。ホメてくださるファンの方には申し訳ない気持ちが強かったんです。 ――山下さんの中では悔しい期間だったんですね。 山下 そうですね。なので「今回も」と聞いて不思議な気持ちになったんですけど、マイナスな考えを持つのは好きじゃないので。自分がメンバーとして納得のいくように、悔しさを晴らせるようにと、今のシングル期間を過ごしています。 ――加入当時からずっと「自分に厳しい人」のイメージがありますが、自分に満足することってありますか? 山下 ......ない気がします(笑)。満足しちゃうと〝慣れ〟でこなしちゃったり、初心を忘れちゃったりするんじゃないかって思いますし。私、良くも悪くも次のライブのことを考えちゃうんです。 ――次のライブですか。 山下 「東京ドームが終わったら次は夏フェスだ」とか、「その次は4周年のアニバーサリーライブ(ZOZOマリンスタジアム)だ」って。ありがたいことに、次にもっと楽しい景色があると思うと、「自分ももっと成長しなきゃ」って。だから、自分の限界は絶対に決めたくないんです。