MVP獲得の金子晃大が鈴木真彦とのリベンジマッチに「MVPとして負けられない」【K-1 AWARDS】
K-1グループの年間表彰式「K-1 AWARDS 2023」が2月7日、都内で開催され、K-1 WORLD GPスーパー・バンタム級王者の金子晃大(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)が最優秀選手賞(MVP)に輝いた。 金子は昨年9月に行われた新生K-1の第2章のスタートとなる「ReBOOT~K-1 ReBIRTH~」で宿命のライバルともいえる玖村将史との3度目の対戦を制し、2度目の防衛を果たした。この勝利を含め、昨年は4戦4勝(1KO)。「THE MATCH 2022」でRISEの鈴木真彦に敗れて以降は6連勝で「RISE ELDORADO 2024」(3月17日、東京・東京体育館)では鈴木との再戦が決まっている。 金子は「こうやってMVPが取れてうれしいですけど、これは僕の力だけじゃなくて、練習とか付き合ってくれた仲間、トレーナーさん、スポンサーさんのお陰だと思うんで、今年もそれを忘れず、感謝して、覚悟を持ってやっていきたいと思っている。3月17日にRISEとの対抗戦があって、『THE MATCH』で負けてから一緒にやってきた仲間たちを信じて、自分自身を信じてやっていきたいと思っているんで、応援よろしくお願いします」とスピーチ。
表彰式後の会見では「去年やってきたことが、こういう形で評価されたということは率直にうれしい」と語った。 3月の鈴木とのリベンジマッチについては、会見に同席した魔裟斗氏の「借りを返さないといけないね」という言葉に「MVPとして負けられない」と固い決意を口にした。そして「1回負けている相手なので、前とは違うというところを見せたい。1年半くらい経った今の試合に対する覚悟というか、それが相手もそうだしにも見ている人にも伝わればいいなと思っている」と続けた。 この日はベストバウト賞を獲得した玖村が金子との4度目の対戦に向けての決意を語ったのだが、金子は「僕は王者なので、そういうのもあるんだろうなとは思うが、今は正直考えてない」とまずは目の前の鈴木戦に集中すると同時に「世界でも通用するというところを見せていければ」と海外にも目を向ける。
これに魔裟斗氏は「4度目もいいが、日本の軽量級って世界のトップだと思う。ボクシングでも日本のトップは世界のトップなんで、トップ同士の戦いが見れればそれはそれで面白いんじゃないかなと思う。そこに外国人が入ってくれば魅力的なカードにはなるんだろうなと思っている」などと語った。 最後に金子は「僕がやってきたことを、僕を信じてくれたファンのためにも、僕の覚悟を見せるんで楽しみにしていてください」と改めて鈴木戦に向けての決意を述べた。