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福岡市内の住宅街で自らの身分証明も行わず、住人から情報を聞き出そうとする不審な訪問業者の情報が複数寄せられている。 不審者は、留守の時間帯を聞いたり、対面で話したいなどと求めてくるという。 被害は出ていないが、警察は不審な人物の訪問に注意を呼びかけている。 【画像】訪問に来た通信会社社員を名乗る20代くらいの男（10月上旬の夕方、福岡市）

訪問業者を装う…不審者

福岡市の住宅の玄関前で11日に撮影されたのは、名刺も見せず、名前も名乗らない不審な訪問業者だ。 住人は、「強盗とか…子どももいるし、普通にイヤ」とおびえている。 実は今、この不審な訪問者に対し、全国の警察が注意を呼びかけている。 同市の閑静な住宅街では、電気工事を装い、住人が不在の時間などを聞き出そうとする不審者の情報が相次いでいるという。 10月上旬の夕方にも、同じ市内で通信会社の社員を名乗る20代くらいの男が現れていた。 男は一戸建ての住宅を訪ね、「工事をするので回っていると」と話し、「いつ留守にしますか?　車はいつ使いますか?」と住人不在のタイミングなどを聞き出そうとしていた。 住人は社員証の提示を求めたが、男は「ない」と答えたという。

異様に対面したがる業者…

同じ地域の別の住宅では、インターホンに耳にイヤホンをつけた不審な男の映像が残っていた。 住人によれば、インターホン越しに、男は「電気工事をするにあたっての説明をしたい」と話し、“直接説明したい”と、しきりに面談を求めてきたという。 不審に思った住人は、玄関には出ずに男を追い返したため、何事もなかった。 インターホン越しに会話した住人は、「普通はスーツでだいたい2人組、『案内のチラシ入れときます』とか。あまりないですよね、下に来て説明させてくださいとか」と怪しい要求に違和感を覚えたと話す。 警察は、今回記録された男の映像を確認していて、訪ねてくる不審な人物に面談を求められても応じないよう注意を呼びかけている。 （「イット!」 10月22日放送より）