「検察なめんなよ」検事の恫喝的な取り調べ 一部始終を法廷で再生
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検事の恫喝的な取り調べの一部始終が法廷で再生されました。 不動産会社プレサンスコーポレーションの元社長・山岸忍さん（61）は学校法人の土地取引をめぐる横領事件に関与したとして、大阪地検特捜部に逮捕・起訴されましたが、3年前、無罪が確定しました。 山岸さんが国に賠償を求めている裁判で、捜査を担当した田渕大輔検事（52）が山岸さんの当時の部下を取り調べた際の映像がきのう、法廷で再生されました。 田渕大輔検事の取り調べ映像（20日の法廷で再生） 「うそだろ。今のが、うそじゃなかったら何がうそなんですか。うそをついて、まだ言い訳するなんて、ひどいだろ。ひどすぎるじゃないか。どういう頭の構造してるんですか。どういう神経してるんですか。俺たちは、そんないい加減な仕事はできないんだよ。人の人生狂わせる権力持ってるから。検察なめんなよ」 こうした取り調べの後、当時の部下は“山岸さんが事件に関与した”とする供述に転じ、特捜部はそれを根拠として山岸さんを逮捕・起訴しました。 来年3月には当時の捜査が違法だったかどうかについて判断を示す中間判決が言い渡される予定です。
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