魚津特産(富山)の新川だいこん使用、レトルトカレー完成 新川高生「食感楽しんで」
富山県の新川高校のコミュニティビジネス部の1~3年生26人が、魚津市の特産品の新川だいこんを使ったレトルトの薬膳カレーを開発し、26日に同市吉島の同校で完成披露会を開いた。商品は「大根役者カレー」と銘打ち、同日から市内の土産店などで販売を始めた。 開発には山形県のイタリア料理店でオーナーシェフを務める奥田政行さんが協力。5月に試食会を開き、一緒に調理をしながら味を調整した。 完成したカレーはさらさらのルーが特徴でシナモン、チンピ、八角を使用。地元食材をPRしようと、1センチ角に切って乾燥させた新川だいこんを加えた。スパイシーで食べやすい味に仕上げた。 パッケージも市の補助金を活用し生徒が考案。裏面に地域ごとの魅力をまとめたマップをデザインした。 部長の西島琉さん(2年)は「素晴らしいものができた。新川だいこんの食感を楽しみながら味わってほしい」と話した。 価格は880円。あいの風とやま鉄道魚津駅構内の「ミラマルシェ」や餅店「源七」、学校や各種イベントでも販売する。