大阪・松井知事が定例会見12月5日(全文1)大阪北部地震の経験、教訓を生かしたい
大阪府の松井一郎知事は5日、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードはYouTubeのTHE PAGEチャンネル上の「松井一郎・大阪府知事が午後2時から定例会見(2018年12月5日)」に対応しております。 【動画】松井一郎・大阪府知事が午後2時から定例会見(2018年12月5日) ◇ ◇
特殊詐欺の被害防止のための注意喚起
司会:ただ今から知事の記者会見を始めさせていただきます。最初に知事からお願いいたします。 松井:まず特殊詐欺の被害防止についてです。大阪府内で高齢者を狙った特殊詐欺の被害が本年の7月以降、急激に増加しています。最近の手口は、銀行員や役所の職員、警察官を名乗り、電話をかけてきて言葉巧みにキャッシュカードをだまし取り、ATMで現金を引き出す詐欺が急増しています。これらの職業の方がキャッシュカードを預かったり、カードの暗証番号を尋ねることは絶対にありませんのでご注意ください。また市町村、事業者、府民、民間団体などと一緒に設置をした大阪府安全なまちづくり推進会議では、キャッチフレーズとして「だまされへん そんなあなたが 狙われる」、「キャッシュカード 求める電話 すべて詐欺!」を掲げ、12月中、広く府民に特殊詐欺の被害防止のためのキャンペーンを行います。高齢者の特殊詐欺被害を防ぐために、年末年始などご家族が集まられる機会に折に触れて話し合うようにしていただきたいと思っております。
大阪府北部を震源とする地震の義援金について
松井:次に大阪府北部を震源とする地震の義援金についてです。大阪府北部を震源とする地震の義援金については、最終的に総額8億1797万493円もの寄付をいただきました。この場をお借りしてあらためて感謝を申し上げます。義援金は1日でも早く被災者の生活支援に充てていただきたいとの思いから、これまで第3次配分まで実施してきたところです。本日、大阪府北部を震源とする地震義援金募集委員会において、第4次配分の決定をいたしました。その内容としましては、まずは基礎配分として【災害救助法 00:02:49】が適用された高槻市をはじめとする13市町で全壊、半壊の住宅被害に遭われた方にそれぞれ50万円、25万円の追加支給をいたします。これにより第1次配分からの支給総額は全壊で150万、半壊で75万円となります。 さらに高槻市の被災者の生活再建支援法が適用されたことを踏まえ、それ以外の12市町への均衡を図るために、法に基づく支給結果を一定考慮した配分を行います。具体的には災害救助法の適用市町のうち、高槻市を除く12市町を対象として、全壊、半壊、解体、長期避難、大規模半壊の被害に遭われた世帯に対し、被災者生活再建支援法における支援金相当額を支給いたします。 例えば複数人数の世帯が全壊被害を受けたことにより新たに建設、購入する場合、義援金の第3次配分までの支給額100万円とこのたびの基礎配分としての50万、さらには高槻市では生活再建支援法に基づく支援金として300万が支給されます。このため高槻市以外の12市町に対し、支援金相当額の300万円を支給することで、いずれの市、町においても、総支給額は合計450万となります。引き続き府内自治体と連携をして復興支援に取り組んでまいります。