試合後の第一声は「完敗でした」今季最多5失点の東京V…城福監督が挙げた一番の課題は“チーム内競争”
[5.19 J1第15節 町田 5-0 東京V Gスタ] 12試合ぶりの黒星は、今シーズン最多5失点でつけられた。東京ヴェルディはFC町田ゼルビアとのダービーマッチで0-5の完敗。城福浩監督は試合後の会見に現れると、第一声で「完敗でした」と敗戦を認めた。 【写真】お相手がJ1選手だったと話題に…元アイドルの女優が2ショットで結婚報告 昨シーズンはJ2で戦った同士が、ともに昇格して初めてJ1の舞台で戦った。だが、上位に食い込む好調・町田に大量5失点。為す術なく敗れ去った。 指揮官は会見冒頭、敗戦を見届けたサポーターに感謝を伝えた。「3000人と聞いたが、こんなに多くのサポーターが来てくれて、彼らに悔しい思いをさせた。勝敗が決するゴールが入っても背中を押してくれた。申し訳ない」と力を込めた。 その戦いぶりには不満をのぞかせた。「何よりも個の差はあるといえども、1対1の粘り、シュートブロックのときに顔を背けてしまうことなど、基本中の基本、大事にしているところが緩んだらJ1のステージで勝負できないというところがいくつか出た」。そして、チームの現状について大きな課題があることを語った。 「一番の課題は競争だと思う。高いレベルで競争した選手がピッチに出ていくという意味で、そこの問題が露呈した」 「普段競争がないと思われているポジションの選手がよくなかった。これはわれわれが抱えている問題。チーム内競争は絶対に必要だと感じた」 徹底したチーム戦術と個の力、気迫を併せ持つ町田との試合は「こういう状況になるということは予想通りだった」と指揮官は振り返る。「スカウティングで見せた通りになってしまった」と肩を落としていた。