「顔のことを言うのは古いですよ」7年前に評価されたひと言が今では当たり前に…30歳を迎えたアンゴラ村長が、多忙だった20代の自分にかけてあげたい言葉とは
これからやってみたい仕事は……
──それは大きな変化ですね。仕事の選び方も変わってきているのでしょうか。 もちろん今もそうなんですけど、今まではとにかく仕事をいただけることがありがたかったです。でも、できない仕事を「できる」と言って受けた結果、空回りすることを何度も経験したので、できないことを「できない」と言えるのも仕事だと思うことにしました。 そういう仕事の選び方が少しずつできるようになってきたかと思います。自分の精神衛生と、お互いの仕事の仕上がり度を考えると、選ばなきゃいけないのかなというのはあります。 ──30歳になった今だからこそ、20代の自分に「こんなアドバイスをしてあげたかった」というのもありそうですね。なんと声をかけてあげたいですか? 「心に従ったほうがいいよ」と(笑)。ディレクターさんから「ケンカをして」と指示されて実践したこともありますが、私自身は人に敵意を向けるとかケンカをするとかが得意じゃないので、そのおもしろさをわからないままやって、人に迷惑をかけてしまったことがありました。 だから、「そのおもしろさがわからないので、他の人にお願いしてください」とか言えばよかったかなと思ったことがあります。自分の苦手な仕事を得意とする方がいると思いますので。 ──苦手なことも含めて、20代で本当に多くの仕事・経験をされてきたと思います。今回の写真集のように、これから新たにやってみたい仕事はありますか。 文章を書く仕事は楽しかったので、雑誌などにエッセイを寄稿するお仕事とかはやってみたいなと思っています! ──高学歴なので「コメンテーターをやってほしい」と言われることもあるかもしれませんね。 キッチリした服を着てクールに語っているコメンテーターに憧れみたいなものはあるのですが、私は完璧ができないのに完璧主義で、100知ってからじゃないと安心できないタイプなんです。 なので、コメンテーターの仕事をするにはたくさんの準備をする時間が必要なので難しいかなあ。「警察犬がデビューしてかわいいですね!」みたいなニュースだけならいいんですけど(笑)。 取材・文/集英社オンライン編集部 スタイリスト/石川美久 ヘアメイク/鈴木かれん
集英社オンライン編集部