「顔のことを言うのは古いですよ」7年前に評価されたひと言が今では当たり前に…30歳を迎えたアンゴラ村長が、多忙だった20代の自分にかけてあげたい言葉とは
「顔のことを言うのは古いですよ」
──7年前の大ブレイクはすさまじいものでした。その頃と現在とで、ファン層に変化はありますか? 最初、ライブでは小さいお子さんも多かったのですが、最近は年齢層が高い気がします。ライブを重ねているうちにちょっとずつちょっとずつファンが増えていき、今回の単独ライブのキャパ(260席)が埋まったのかなと。 だから一気に変わったというよりか、ちょっとずつファン層も変化を続けている感じです。普段からたくさんのお笑いライブに行かれている方と、にゃんこスターのライブだけに行っていますという方と、両方がいる状態ですね。 ──ライブの動員で苦戦していた時期もあったそうですね。キャパ80人の会場で当日にキャンセルが30人も出てしまった苦い経験も以前明かされています。それでも、お笑いを続けてこられたモチベーションはどこからくるのでしょう。 すごくいろいろな仕事をさせてもらったのですが、やっぱりお客さんの前に立って、自分がおもしろいと思うネタをやって笑ってもらうのが人生で一番楽しかったので、「続けよう!」とかは思わず、ただ今が楽しいからやってこれたのだと思います。 ──7年前と比べると、女性芸人を取り巻く環境も大きく変わりました。テレビではそれが顕著です。そういった時代の流れを感じることはありますか? 私がテレビに出始めたとき、顔のことをイジられたので「顔のことを言うのは古いですよ。白亜紀のお笑い」と謎の返しをしたら、視聴者に「よく言った!」と評価されたことがありました。 私は別に世の中の意識を変えたいとかではなく、ただ単純に「初めて会った人に顔のことを言うのってどうなの?」と思って言っただけだったんです。でも今ではその感覚が当たり前になっていますよね。時代ってこんなに変わるのが早いんだとビックリしています。 ──24歳でブレイクして、今年で30歳になりました。30代のキャリア、目標についてお聞かせください。 20代の頃は大きい夢を1個かかげて追うことが多かった気がしますが、30代に近づくにつれて、大きい夢は小さな夢の積み重ねにすぎないと気づき始めました。 だからこれからは大きい目標を立てないことが目標といいますか、小さい夢を達成していったら、副産物でなにか大きな結果が出ればいいのかなと。高望みはしないように(笑)。