MBSが高校ラグビー推進プロジェクト 試合のネット中継も
MBS毎日放送(大阪市北区)は13日、ラグビーで関西を元気にしていこうと「MBS高校ラグビー推進プロジェクト」を始動すると発表した。同プロジェクトの柱として多くの高校ラグビーファンらに「全国大会の熱戦をLIVEで届けたい」と試合のインターネット中継を1回戦から無料配信することも決定(昨年まで準決勝、決勝のみ)。高校ラグビーも5年後に100回のメモリアルを迎えることから、関係者は「この機会に高校ラグビーをアピールします」と意気込みをみせている。 日本ラグビー4年後への強化 縮まる強豪国との差 世界で戦える選手増やせ
試合のインターネット中継も実施へ
同局によると、現在のラグビー人気に加え、2019年に「ラグビーワールドカップ」、2020年に「東京オリンピック」など国内の大型スポーツイベントが開催され、2020年には高校ラグビーが100回記念大会を迎えることから、同プロジェクトを立ち上げたという。 そのプロジェクトの目玉のひとつとして注目されるのがインターネットを使った中継や情報発信の充実化だ。昨年まで試合のインターネットで中継は行われず、準決勝と決勝戦のみを事後配信していたが、今年は1回戦から中継を無料配信で実施する。ただ、今年はあくまでも「第一歩」ということで、3会場のうち「第1グラウンド」開催分のみが対象だという。また決勝戦は終了後の配信となる。 また、全国高校ラグビー大会の公式サイトでは、これまでは花園ラグビー場での情報を中心に発信していたが、今年からは各都道府県地区予選の情報も詳細に伝えていき、ツイッターなどのSNSでの発信も強化していくという。
花園経験者のエディージャパン戦士のミニ枠も
放送面でも、同局が古くからのコンテンツをより活性化していこうと、今年話題をさらったラグビー日本代表31人のうち14人いる「花園経験者のエディージャパン戦士」が、自分たちの当時の花園での記憶を振り返る年末年始のミニ番組を放送。花園から世界の舞台へと駆け上がっていった選手らの「知られざるラグビー人生」をひも解きながら、高校生選手らへのエールを送るという。 このほか、同局の人気情報番組「ちちんぷいぷい」でも金曜のスポーツコーナー「だいじょぶ?だいじょぶ!」の中で、元ラグビー日本代表の大畑大介さんが出演するラグビー関連企画を、全国大会までの期間中に数回放送していく。 95回記念大会ということでスキマスイッチがこのために書き下ろした曲「ハナツ」がテーマソングとなり、全国大会開会式の入場行進にも使われる。今回のプロジェクト展開に同局関係者は「この機会に、古くからのコンテンツの活性化を目指し、社内外に高校ラグビーをアピールすることを目指します」と意気込みをみせている。