消えかける軟式野球の灯火「県内の高校の人と対戦したい…」球児たちの“まっすぐ”な思い 出場予定校『1校のみ』で歴史上初の中止となった秋の県大会 青森県内の軟式野球の現状
県高野連 玉熊康成 理事長 「ここ数年、数はかなり少なくなっているのが現状としてあった。『硬式やる』『軟式やる』というのは個人の判断になってきますので、野球に関していえば、普及・振興は継続的にやっていますので、なんとか現状維持できれば…」 他県への遠征以外では練習試合の相手を探すことも難しく、実践の場は限られていますが、週5日、グラウンドで練習を重ねる中で選手たちは野球の本質を見出しています。 ■「体を動かせるだけでもうれしい」純粋に白球を追い続ける球児たち 弘前工業 軟式野球部 金持佑京 選手(1年) 「体を動かせるだけでもうれしい。打つのも・守るのも・走るのも、それぞれまた違った楽しさがある。それがすごく好き」 純粋に白球を追い続ける弘前工業ナイン。 10月24日に行われた東北大会は、練習の成果を確認するとともに青森県代表を背負って戦う大きな舞台でした。 弘前工業 軟式野球部 丸山奨心 主将(2年) 「チームの状況はとてもいい。東北大会で1勝できるように頑張っている」 軟式野球の灯火を消さない―。 弘前工業は、大会で勝利を重ね活躍を発信することで青森県の軟式野球の復興の役割も担っています。 東北全体で見れば、この夏の全国大会では宮城の「仙台商業」が準優勝、秋田の「能代高校」がベスト4に進出。秋田県高野連は加盟6校で青森の2倍を超す137人が登録しています。 秋田県高野連によりますと、公式戦であたるデメリットはあるものの、頻繁に練習試合を行うなど軟式野球を盛り上げていくために、高野連全体で振興策を考えているということです。
青森テレビ
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