深夜の秋ドラは“飯テロ”注意!宮世琉弥、小山慶一郎ら出演「食ドラマ」3作の見どころは
10月期の深夜帯は、“飯テロ”ドラマが盛りだくさん! 食欲の秋がさらに楽しみになるような作品をピックアップして、見どころを紹介していきます。 【動画】“死神役”宮世琉弥の小悪魔っぷりがヤバい!『スノードロップの初恋』3話予告(ほか動画3本)
『スノードロップの初恋』(カンテレ・フジテレビ系/毎週火曜23:00~)
あらすじ:ある日突然現れ、家に居座ることになったミステリアスで美しい青年。彼の正体は、人間界に初めて降り立った死神だった……。 『スノードロップの初恋』は、あらすじを読んだとき、「めちゃくちゃファンタジー要素が強い作品だなぁ」と思いました。人を愛したことがない死神×人に尽くしてばかりの女性が織りなす笑って泣けるラブストーリーと書いているけれど、自らを死神だと名乗り、命の期限が見えると話す朔弥(宮世琉弥)のことを、奈雪(小野花梨)は果たして好きになれるのか? と。 でも、朔弥の“守ってあげたくなる”感じが良すぎるんですよね。第1話を観て、「これは、死神だと言われてもかくまってあげたくなるかも……」と思っちゃいました。宮世さんは、『くるり~誰が私と恋をした~?』(TBS系)で、ちょっぴり(というか、だいぶ?)チャラめの役を演じていたので、“陽”のイメージがついていたのですが、“陰”な感じももの凄くハマっている! 朔弥は、基本的にミステリアスでなにを考えているか分からないんだけど、可愛いところもあって。帰宅した奈雪を体育座りでちょこんと出迎えているシーンなんかは、「えっと、これは『きみはペット』だっけ?」とツッコミを入れたくなりました。あまりにも、可愛すぎる! ちなみに朔弥は、奈雪の父のグラタンを食べたくて人間界に降り立ったらしく。第1話では、奈雪が亡くなった父のレシピをもとに、グラタンを作るシーンが描かれました。回想も含めると、何度も登場するので、“飯テロ”注意! ファンタジーで癒やされる展開ではあるけれど、死生観についても語りかけてくるところが推しポイントです。
『高杉さん家のおべんとう』(毎週水曜24:29~)
あらすじ:独身・彼女なし、地理学研究で生計を立てるために奮闘中の主人公が、亡くなった叔母の娘の未成年後継人になることに。全力空回り男と、節約家でしっかり者の中学生の突如始まった凸凹共同生活。“家庭の味”が2人の距離を縮めていくのだが……。 学生時代は、毎日のように食べていたお弁当。大人になってからは、なかなか遠ざかってしまっていたけれど、『高杉さん家のおべんとう』を観ると、久しぶりにお弁当を作りたくなります。 きんぴらごぼうに、ハンバーグ。ハル(小山慶一郎)と久留里(平澤宏々路)が作るお弁当の具材はどれも一品のみで、ちょっぴり物足りない印象。でも、その奥にはたっぷりの愛情が詰め込まれていて。ハルと久留里にとって大切な存在・美哉(美村里江)が遺した“家庭の味”が、凸凹な2人の関係性をグッと縮めてくれるんです。 きんぴらごぼうを作るときは、最後にごま油をたらすとか、ハンバーグの隠し味に味噌を入れるとか。なかなか知ることができない他人の家の家庭の味を知ることができるのも、『高杉さん家のおべんとう』の楽しさ。ハルと久留里が、どのように家族になっていくのかも、物語の見どころになっています。
菜本 かな