出場が期待される久保建英(C)GettyImages

【サッカー日本代表・プレビュー】『AFCアジアカップカタール2023』に臨んでいるサッカー日本代表は24日、大会第3戦でインドネシア代表と対戦する。

勝利が求められる一戦だ。ここまで1勝1敗と苦しみ、首位通過の可能性がなくなった日本は、2位通過をかけてインドネシアと対戦する。 日本が苦しんでいる。初戦のベトナム戦こそ勝利したものの、首位突破のために勝ち点3が欲しかったイラク戦は、相手の対策を最後まで上回ることができず。88年大会以来となるグループステージの敗戦を記録してしまった。さらに、試合内容で上回っていればまだいい話だが、ベトナム戦とイラク戦は相手の120％の圧力に屈する形に。どちらの試合も日本らしいサッカーを展開することができずに敗れたことは、もう一度、見つめ直す必要があるだろう。 課題として挙げられるのはコンパクトな守備体型を維持できていないところだ。ここ最近の日本代表は、コンパクトな守備からバリエーション豊かな攻撃で相手の守備網をかいくぐっていたが、今回のアジアカップでは相手が対策を講じてきていることもあり、距離感が悪い試合が続いている。イラク戦も長身FWの対応でラインが下がり、前と後ろのバランスが悪くなったことで攻撃に厚みが出ていなかっただけに、そこはチーム全体で改善したいところだ。 一方、インドネシアは初戦のイラク戦に敗れはしたが、第2戦で日本も苦戦したベトナムを相手に1-0の勝利。ここで勝ち点を積み上げれば決勝トーナメント進出が決まるだけに、最悪、引き分けでもOKというサッカーを展開してくる可能性がある。また、DFプラタマ・アルハンは昨季まで東京ヴェルディに在籍したように、日本の感性をわかっている選手でもある。得意のロングスローを武器に、攻守にインドネシアのキーマンとして対峙することになりそうだ。 23日に行われる試合の結果次第で、日本は試合を待たずしてグループリーグ突破が決まる可能性がある。それでも、この試合では勢いに乗るための勝利が欲しいのも事実。どれだけの選手を変えてくるかわからないが、しっかり勝って決勝トーナメントへつなげたいところ。注目の試合は24日20時半キックオフだ。