ただ短気なのか、開催国としての気合の表れか? リュディガーがCL決勝の相手FWと乱闘騒ぎ
ドイツ代表のチーム内の雰囲気はいかに!?
ドイツ代表のDFアントニオ・リュディガーが、EURO2024の初戦、スコットランド戦に向けたトレーニングで乱闘騒ぎを起こしたと『Football365』が報じた。 リュディガーと言えば、レアル・マドリードの主力として活躍し、今季のチャンピオンズリーグ制覇にも貢献した。ただ短気で知られ、たびたび感情を表に出し、プレイとは関係ない部分が注目されることもある。 そして今回、話の的になっている乱闘行動の相手が話題に。奇しくもCL決勝で戦ったドルトムントのニクラス・フュルクルクだ。リュディガーはクロスの練習をおこなった際、このストライカーとのポジション取りにおいて何度も引きずり倒したそうだ。そしてフュルクルクが倒れた状態のままコーチに向かって「笛を吹いて!」と叫んだ。その後、彼は起き上がるとリュディガーに近づき、互いに相手を押し合い、終いには殴り合いにまで発展しそうになったため、アシスタントコーチが介入して両者を引き離したという。 フュルクルクが怒りながら離れていく際には、リュディガーは嘲笑しながら拍手を送っていたそう。その後、レアル・マドリードのセンターバックはしばらくの間落ち着くことができなかったため、主力の練習には参加せずにパーソナルトレーナーとともにランニングを行った。 トップレベルの真剣なトレーニングでは、こういうシーンはよく見かける。後にお互いのSNSでは友好的なやり取りが行われており、問題は大きくはなさそうである。と言うよりも、何しろ両者は仲が良いことでも知られている。お互いプロフェッショナルで、国を代表する選手というだけあってピッチ内のいざこざは、その両者の絆を壊すものではないようだ。 今回の報道を見る限り、ピッチ外では仲間として良好な関係が築けており、この両者は遠慮のないサッカーへの情熱をぶつけたにすぎない。これは相手への信頼感につながり、チーム全体に及べば一体感が生まれることもあろう。もしかしたら直近の主要な国際大会で不振を極めているドイツ代表は、今回開催国としての意地を見せるため、一層気合いが入っていることも予想される。久しぶりに躍進するドイツ代表に期待したい。