ヒット商品番付、横綱は生成AI 5類移行も、23年を象徴
三井住友銀行系のSMBCコンサルティングは21日、2023年を象徴する出来事や人物、商品を紹介する「ヒット商品番付」を発表した。東の横綱に対話型人工知能(AI)「チャットGPT」に代表される「生成AI」を、西の横綱に「新型コロナ5類移行」を選んだ。23年は「新型コロナウイルス感染症の影響から脱し、新たな時代の兆しが見えた1年だった」とし、社会や仕事のあり方に変化を与えた二つを選出した。 次点の張出横綱は、東が大谷翔平選手を擁して日本代表が優勝した「2023ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」、西は「藤井聡太棋士 史上初八冠」だった。「人々が漠然とした不安を抱く中、勇気づけられる話題もあった」と指摘した。 東の大関は、心身の健康や幸福を意味する「ウェル・ビーイング」。企業の経営やサービスにこの考え方を踏まえた新たな潮流が生まれている点を評価した。西の大関は、23年7月の世界の平均気温が史上最高となったことから「地球沸騰化」を選んだ。