テレビ出演のたびにSNSが騒然…キンタロー。がどんな状況でも笑いを止めない理由「お笑いに救われてきた人生だった」
イロモノ芸人と言われた過去も「自分がおもしろいと感じることをやりたい」
そんなキンタロー。は『女芸人No.1決定戦 THE W 2024』で、自身初の同賞準決勝進出を決めた。そんな彼女にあらためて自身のお笑いのスタイルについて訊いてみた。 「自分は『単純な笑い』をやっていると思っています。だからこそ正統派と呼ばれるお笑いの方から見れば、自分はイロモノ芸人に見えるかもしれません。そのように言われた経験もあり、傷ついたこともありました。ただ、お笑いって好みの世界。おもしろいと感じるものやそのツボって人それぞれなので、だからこそ自分がおもしろいと感じることをやりたいです」。 現在では、賞レースで結果を出すことはもちろんのこと、海外に目を向けて活動するお笑い芸人たちも増えた。キンタロー。にはそういった海外進出の可能性はあるのだろうか。 「テレビ番組で一度、カナダへ行ってネタを見せる機会があったのですが、今までで一番スベりました。だから、もともと海外志望ではあるのですが『自分は通用しないんじゃないか』って。やっぱり向こうはスタンダップコメディが多く、政治問題などをイジったりする。そういう笑いの取り方と自分がマッチするのかな、という不安感があるのでなかなか踏み出せません。ただ、私みたいなモノマネ芸人はあまりいないでしょうし、そういう文化があることも聞いたことがない。そういう意味では、いつかチャレンジしてみたい気持ちはあります」。 ◇ 謙虚な姿勢でそのように話すキンタロー。だが、現在の快進撃を見ると、もっと広い世界でウケそうな予感がしてならない。そんな期待感を抱かせるほど、今のキンタロー。はおもしろくてたまらない。 取材・文/田辺ユウキ