桑木志帆、河本結、安田祐香らが使う女子プロで流行するスチールシャフトの名器って何だ?
女子プロのアイアンシャフトを見ると意外な発見が。最新ではない『N.S.PRO 850GH』を使用する選手が多いのだ。その理由はなぜなのか?調査してみた。 『N.S.PRO 850GH』は、手元の二重ステップがタメを作れる 『N.S.PRO 950GH』は下の番手で使うのがいい?【写真】 最近の女子プロが愛用するアイアンシャフトを見ると、『N.S.PRO 850GH』が多い。桑木志帆、河本結、佐久間朱莉、安田祐香などショットーメーカーが使っている。一体なぜだろうか? 「女子プロは、ドライバーで50グラム台のシャフトを使用する選手が多く、重量フローを考えるとアイアンでは80グラム台が最適です。その意味で人気となっているのが『N.S.PRO 850GH』です。一般的には『N.S.PRO 950GH』が定番ですが、実は先端のしなりが多くなります」(クラブフィッター吉川仁氏) このモデルの特徴はまず、手元のステップが二重で粘りが生まれることだ。切り返しでヘッドが暴れず、全体的にしなるのでタメが作れて操作性もいいという。 また、軽量スチールだが、先端の剛性がしっかりしている点も見逃せない。弾道の強さや方向安定性も高い。しなりやすい『N.S.PRO950GH』より挙動は安定するという。 「全体がしなってタイミングを取りやすい『N.S.PRO 850GH』が重量的にも、特性的にも女子プロにドンピシャですね。シャフトが遅れて当たりアイアンが打ち込みやすくなるので、アマチュアにもおすすめですよ」(吉川仁氏) ◇ ◇ ◇ シニア向けドライバーを調査。関連記事【ドライバー平均190ヤードの65歳は、『G430 MAX 10K』『GT2』の”ロフト11度・R”を使うべし!】を読めば、ピッタリモデルが分かります。