【NFL】「俺をカットするのはギャンブルだ」とジャイアンツQBデヴィート
1年前、ニューヨーク・ジャイアンツはロースターを53人に減らす際、クオーターバック(QB)トミー・デヴィートをカットした。その後、ビッグブルーは練習生としてデヴィートと再契約し、最終的に彼はルーキーシーズンに6試合に先発して地元でセンセーションを巻き起こしている。
今年のデヴィートはトレーニングキャンプに参加するだけでは満足できない。フロントオフィスに対して、3人のクオーターバックをロースターに残すかどうかという難しい選択を迫るという。
現地28日(日)、デヴィートは「彼らが決断を迫られるような状況を作り出すつもりだ」と『New York Post(ニューヨーク・ポスト)』に話している。
「決めるのは彼らだ。俺は全力で自分の仕事をやるだけ。この決断は俺が下すものではない」
昨シーズンにデヴィートは9試合に出場し、64%のパスを成功させて1,101ヤードとタッチダウン8回を記録。デヴィートが先発した試合でジャイアンツは3勝3敗だった。シーズン第14週のゴールデンタイムで行われたグリーンベイ・パッカーズ戦では、試合終了間際に逆転し、24対22でスリリングな勝利を収めるなど、チームの3連勝に貢献している。
オフシーズン中にジャイアンツは引き続きダニエル・ジョーンズを先発QBに据え、ベテランのタイロッド・テイラーがニューヨーク・ジェッツに移った後にフリーエージェント(FA)のドリュー・ロックと契約している。
ジェネラルマネジャー(GM)ジョー・シェーンが3人のクオーターバックをチームに残さないことを決めた場合、デヴィートは他のチームに引き抜かれる自信があるという。
「この組織がどう運営されているかはよく分かっている」とデヴィートは話している。
「決断するのも、ギャンブルをするのも彼ら次第。俺はプレーを続ける。どういう展開になるかは流れに任せるしかない」
「もし彼らが俺をカットして、他のチームに拾われたら、その時になって“ここに残りたい”と言うことはできない。それはすべてフロントオフィスの問題だ」