佐々木朗希がCS進出を決める2年ぶりの完投で10勝目! 坂口氏「フォークのコントロールが効けば手も足も出ない」
◆ 「やらなきゃいけないっていう意識でマウンド上がったんじゃないか」 ロッテが楽天に逆転勝利。2年連続でのCS進出を決めた。 ロッテ先発の佐々木朗希は初回制球が安定せず、2度のワイルドピッチで1点を献上。しかしその後は立ち直り楽天打線を料理していくと、ロッテ打線も5回、二死一・二塁で友杉篤輝のショートへのフライが失策を誘い逆転。続く岡大海がタイムリー二塁打を放ち、ここまで無失点に抑えられていた騎士から3点を奪った。この得点を佐々木がひとりで守り切り、自身2年ぶりの完投勝利を飾った。 CSを決める貴重な勝利が、同時にキャリア初の2桁勝利となった佐々木朗希に対し、1日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に解説として出演した坂口智隆氏は「初回の力を入れた時のフォークがどっちに曲がるかわからない状態で、難しい球になっていたんですけども」としながらも「途中から真っすぐとスライダーを軸にして追い込んで、真っ直ぐやフォークという配球に変わってきたんですよね。真っ直ぐとスライダーである程度ベース盤で整っているから、追い込んでからのフォークもベース盤の上で勝負できるようになってきて、終盤にはフォークのコントロールも効くようになってきましたよね。こうなるともうほんとに手も足も出ない、そういうピッチャーですよね」と尻上がりの快投に舌を巻いた。 もう一人の解説者の齊藤明雄氏は「やらなきゃいけないっていう意識で、今日はマウンドに上がった感じはしますよね」と気持ちも乗っていたと推測。さらに「今日の投球フォーム見ると、投げる時の外旋から内旋に入っていくとき、足上げててくるっていう時に一旦止まるような感じなんです。溜めていくから、ボールは角度よく上から投げられていた。 だからストレートの走り、スライダーのコントロールにも活きていたね」とメカニカルの良さも好投の要因とした。 令和の怪物の快投で決めたCS進出。ロッテが再び下剋上を果たせるのかに注目したい。 ☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
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