1300万円で買える高級SUV比較! 日本上陸を果たす「新型レクサスGX」のライバルはどれ?
ランドローバー ディフェンダー 110 X D300
オフロード車を語るうえで忘れてはいけないのはランドローバー。同ブランドで価格的に競合しそうなのはディフェンダーとディスカバリーの2車種だが、3列シートを標準装備し、ライトユーザー向きのディスカバリーよりも、よりスパルタンでシート数も5席または5+2席を選ぶディフェンダーのほうが性質的にはGXに近いだろう。 ディフェンダーには3ドアの90、5ドアの110、5ドアでロングボディの130という3モデルが存在している。そのなかでGXのライバルになるのは110。 ディフェンダー110のエンジンラインアップは2L直列4気筒ガソリンターボと3L直列6気筒ディーゼルターボ+マイルドハイブリッドのほか、5L V型8気筒ガソリンスーパーチャージャーとなっている。 価格的にGX550“OVERTRAIL+”に一番近いのは、3.0Lディーゼルエンジンを搭載した上級グレードのディフェンダー110“X D300”。価格は1265万円となっている。 221kW(300ps)/650Nm(66.3kgm)を発生する3L直列6気筒ディーゼルターボエンジンには電子制御8速ATが組み合わされる。フルタイム4WDシステムにはセンターとリヤのデフロック機能を持つ。 また、ディフェンダーはモノコックボディを採用しており、サスペンションは前後とも独立懸架式となっているのがGXとの大きな相違点だろう。 電子制御エアサスペンションで車高の調整ができ、標準の車高から40mm低くすることもできれば、逆に70mm車高を上げて最低地上高を290mmまで高めることもできる。
ジープ グランドチェロキー SUMMIT RESERVE 4xe
オフロード車の代名詞にもなっているジープでは、フラッグシップのグランドチェロキーがGXのライバルになるかもしれない。 現行のグランドチェロキーでは、先に販売されていた3列シートのグランドチェロキーLと、後から追加された2列シートのグランドチェロキーとがある。 全長5200mm、ホイールベース3090mmのロングボディを持つグランドチェロキーLは、3.6L V型6気筒NAガソリンエンジン+8速ATというパワートレインを搭載する。 一方のグランドチェロキーは全長4900mm、2965mmとやや短く、パワートレインは200kW(272ps)を生む2L直列4気筒ガソリンエンジン+8速ATが基本となる。 グランドチェロキーのなかでGX550“OVERTRAIL+”に価格的に近いのは、プラグインハイブリッドで上級グレードの“SUMMIT RESERVE 4xe”。価格は1185万円と、上記の3車種よりもやや手が届きやすい設定になっている。 ドライブモードは3つ用意されており、燃費を最小限に抑える「HYBRIDモード」、モーターのみで走行する「ELECTRICモード」、バッテリーの充電量を維持する「e-SAVEモード」が選択できる。 AWDシステムには、2速トランスファーケースを備えた「クォドラトラックII 4×4システム」を搭載。これはセンサーが車輪の空転を検知すると、トラクションがかかる車輪に多くのトルクを伝える機能を持ち、高い脱出性能を発揮する。 また、ディフェンダーと同様にエアサスペンションも採用されており、悪路では車高を上げて走行することができる。 GXやGクラスのようなガチガチのクロカン車ではないが、燃費性能に優れる上質なSUVが欲しいという層にとっては、グランドチェロキーのSUMMIT RESERVE 4xeは選択肢のひとつになりそうだ。 価格および諸元比較表
MotorFan編集部
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