松山英樹、4打届かず2位…優勝のマクグリービーを讃える「4日間、1ボギーで回られたら厳しい」【ダンロップフェニックス】
◇17日 男子ゴルフ ダンロップフェニックス最終日(宮崎市、フェニックスCC) 今季米下部ツアー2勝で、来季はレギュラーツアーに復帰するマックス・マクグリービー(29)=米国=が2日目からの首位を守りきり、日本ツアー初優勝を決めた。2バーディー、ボギーなしの69で回り、大会記録を1打更新する通算22アンダーにした。松山英樹(32)=レクサス=は6バーディー、1ボギーの66と奮闘したが、通算18アンダーと4打届かず、2位に終わった。 首位まで7打を追う厳しい状況で最終ラウンドに入った松山は、前半から3メートル前後のパットを何度も外し、リズムに乗りきれない。7番パー5は2メートルほどに2オンさせたが、イーグルパットを外して天を仰いだ。 9番で4メートルを入れ、今度こそ流れをつかんだかと思わせたが、10番でショットが乱れてボギー。後半は3つバーディーを取ったが、「12番、14番を入れていたら、ちょっとはプレッシャーをかけられたのに、全部外してしまった。闘いが終わっちゃったかなあ、という感じ」と話した。 結局、最後まで勝利を手繰り寄せることはできず、開始前から3打詰めるにとどまった。2日連続で最終組を一緒に回ったマクグリービーが、対照的にグリーン上でさえまくる姿を見て、「4日間、1ボギーで回られたら厳しい」と、相手をたたえた。 3週前の米ツアー日本大会・ZOZOチャンピオンシップ(千葉)で46位に終わった悔しさから、今大会の出場を決めた。調整不足は否めなかったが、「こうやって上位で闘えたのはプラス。悪い状態ながらもバーディーを取れたし」という。年内の試合は、これが最後。米ツアーで2勝し、パリ五輪で銅メダルを獲得した2024年が終わった。 来季は、年明け早々に米ハワイ州で始まる米ツアーの試合からが既定路線だ。「1カ月ちょっと試合がない。年明けに向けてどうやって調整していくかを考えたい」。目標については「何も考えていません」と答えたが、2021年マスターズに続くメジャー2勝目が最大のテーマになる。
中日スポーツ