【MLB】レンジャーズがクリス・マーティン獲得に興味 来季限りで引退濃厚の38歳 制球力抜群のリリーバー
主力リリーバーの多くがFAとなり、ブルペンの再編を進めている今オフのレンジャーズだが、地元紙「ダラス・モーニング・ニュース」のエバン・グラント記者によると、レッドソックスからFAとなった38歳のベテラン右腕クリス・マーティンに興味を示しているようだ。マーティンは今年9月に「来季が現役最後のシーズンになる可能性は95%」と発言。地元に近い球団でのプレーを希望しており、テキサス州アーリントン出身のマーティンとレンジャーズは「相思相愛」の関係と言えるかもしれない。 【特集】2024年オフシーズンの移籍情報まとめ マーティンは2014年にロッキーズでメジャーデビューし、2015年はヤンキースで24試合に登板。その後、海を渡り、2016~17年は日本プロ野球の北海道日本ハムファイターズで活躍した。2017年オフにレンジャーズと2年400万ドルの契約を結び、メジャー復帰。2018年から2019年途中までレンジャーズでプレーしており、もし今オフ、レンジャーズが獲得に成功すれば、2019年以来6年ぶりの古巣復帰ということになる。 2019年途中にブレーブスへ移籍したマーティンは、シーズン終了後にFAとなったが、2年1400万ドルで再契約。2021年にはワールドシリーズ制覇も経験し、1年250万ドルの契約を結んだ2022年はカブスとドジャースでプレーした。同年オフに再びFAとなり、今度はレッドソックスと2年1350万ドルで契約。2023年は55試合に登板して防御率1.05と自己最高のシーズンを過ごした。 今季はメンタル面の不安や右ひじの故障による離脱があったものの、45試合に登板して3勝1敗2セーブ、15ホールド、防御率3.45を記録。44回1/3を投げてわずか3四球と抜群の制球力は健在だった。レンジャーズは「ペイロールをぜいたく税ライン以内に収める」という制限のもとで、さらなるブルペン補強を画策しており、安価で獲得できる可能性が高いマーティンはチームにフィットする存在と言えそうだ。