衆院3補選すべて立憲に当確 東京15区・酒井氏 島根1区・亀井氏 長崎3区・山田氏
28日、投開票が行われた衆議院島根1区の補欠選挙は、立憲民主党・元職の亀井亜紀子氏(58)の当選が確実になりました。今回実施された衆議院の3つの補欠選挙のうち、唯一の与野党対決となった島根1区でしたが、自民党候補は及びませんでした。島根1区の補欠選挙は、細田前衆議院議長の死去に伴って実施されました。島根は全国有数の保守地盤で、島根1区は、小選挙区比例代表並立制が導入された1996年の衆議院選挙以降、細田氏が9回連続で勝利していました。 また、長崎3区の補欠選挙は、立憲民主党の前職で社民党が推薦した山田勝彦氏(44)の当選が確実になりました。長崎3区は、自民党が候補者の擁立を見送り、立憲民主党と日本維新の会の一騎打ちとなっていました。長崎3区の補欠選挙は、自民党安倍派の政治資金事件を受け、自民党を離党した谷川弥一氏が議員辞職したことに伴って実施されました。 さらに、東京15区の補欠選挙は、立憲民主党の新人で元江東区議の酒井菜摘氏(37)の当選が確実になりました。東京15区には、9人が立候補しましたが、自民党は候補者の擁立を見送り、「不戦敗」が決まっていました。東京15区の補欠選挙は、去年4月の江東区長選挙をめぐる公職選挙法違反事件で有罪が確定した柿沢未途前法務副大臣の議員辞職を受けて実施されました。 3選挙区ともすべて立憲民主党の候補者が当選確実となりました。