DeNAのD1位・竹田祐が超開運入寮 ヘビゆかり神社で勝ち運ゲット 「1年間けがなくプレー」願い初詣
DeNAのドラフト1位・竹田祐投手(25)=三菱重工West=が7日、神奈川・横須賀市の若手選手寮「青星寮」に入った。大阪府出身の右腕は初詣で奈良県の大神(おおみわ)神社を参拝。今年の干支のへびにゆかりがあり、日本最古とされる神社で健康を祈願したことを明かした。幼少期から訪れているパワースポットで運気を上げ、プロの世界に飛び込んだ。 プロとしての一歩を踏み出した竹田が、胸を高鳴らせた。充実の施設に足を踏み入れ、成長する自身の姿を思い描いた。 「素晴らしい環境で野球をさせてもらえる。存分に使ってレベルを上げていきたい」 一家恒例の初詣で新年の幕を開けた。訪れたのは奈良県の大神神社。日本最古とされる神社は万葉集で歌われた三輪山をご神体とする聖地として知られ、竹田は「1年間けがなくプレーしたい」と健康を願った。 神社は今年の干支のへびにゆかりがあり、拝殿の脇にはへびが描かれた縦約1・5メートル、横約4メートルの巨大な絵馬が置かれている。パワースポットは例年を上回る初詣の参拝者でにぎわっており、「生まれたときから行っている。行っていない年はない」という竹田もその一人として、御利益にあずかった。 身内にも縁起がいい人物がいる。アメリカンフットボールで昨年の全日本大学選手権を制した弟・剛さんだ。立命大3年のクオーターバックは甲子園ボウルで3本のタッチダウンパスを決め、スタンドで応援した兄の前で勝利に貢献した。 竹田兄弟は年末年始にランニングやウエートトレーニングでともに汗を流した。ベンチプレスでは100キロの重量をこなす兄に対し、弟は125キロを持ち上げるという。競技は違えど、同じアスリートとして切磋琢磨(せっさたくま)する間柄だ。 ドラフトで2度の指名漏れを経験し、社会人3年目にプロの扉をこじ開けた25歳。社会人時代のチームメートとの姿を収めた写真立てと三菱重工のマスコットキャラクターのぬいぐるみを持参し「職場の皆さんが背中を押してくれた。仲間の思いを背負って頑張りたい。期待に応えたい」と決意を新たにした。 三浦監督は「1年間ローテーションを守る投手になるんじゃないか」と先発として期待する。昨季のDeNAのチーム防御率はリーグ5位の3・07。終盤は先発が駒不足となっただけに、最速153キロ右腕は即戦力と目される。元プロアメフト選手の父・勉さんには「やっと行けたプロの世界。頑張ってこい」と送り出された。