選手紹介/5 浅野怜選手/中塚公晴投手 /香川
<第91回選抜高校野球> ◇仲間が安心する打者に 浅野怜選手(2年) 166センチと小柄ながら、昨秋は5番打者として活躍した。県大会2回戦では満塁本塁打を放つなど勝負強さが武器で、打線の要として期待される。 中学時代は香川卓摩投手(2年)とクラブチームでバッテリーを組んでいた。今でも香川投手が調子を落とした時などは、アドバイスを欠かさない。 好きな野球選手はプロ野球巨人の岡本和真選手。厳しいコースのボールでも常に自分のスイングができるところに憧れるといい、「練習で自信をつけている証拠だと思う。見習いたい」と語る。 昨秋は打率5割を記録し、打点はチームトップの11。チャンスで積極的にバットを振っていくことを意識しているといい、「自分に打順が回ってきた時に、仲間が安心するような打者になりたい。自分の一打で試合を決めたい」と意気込む。 ◇奪三振にこだわりたい 中塚公晴投手(2年) 昨秋は7試合に登板。エース・香川卓摩投手(2年)との2枚看板でチームを支えた。ムードメーカーでもあり、「甲子園でも全員で楽しんで戦いたい」と話す。 昨夏までは腰のけがで思うように練習ができていなかったが、この冬は「最後まで投げきれるスタミナをつけたい」と下半身や体幹のトレーニングに重点を置いている。 趣味は音楽を聴くことで、仲間とカラオケを楽しむことも。よく歌うのは、尾崎豊の「I LOVE YOU」。香川投手は「チームで一番歌がうまい」と明かす。 大叔父の政幸さんは元プロ野球選手で、小学生のころは一緒にキャッチボールをしたこともあるという。甲子園では「チームの勝利も大事だが、個人的には奪三振にこだわりたい。直球で空振りがとれるよう磨きたい」と語る。