鎌田大地の変貌ぶりに伊解説陣も驚き「構想外だった彼にどんな取り組みを?」ラツィオ監督に直撃!その答えは絶賛の嵐に… | セリエA
なぜ実質構想外から中心選手に?
試合終了後には、ルッソ記者がサッリの下でくすぶっていた鎌田に対してどんな処方を施したのかをトゥドルにインタビューで直撃している。「いったいカマダに対してどんな取り組みをしたのか? 彼は数週間前まで、実質的にラツィオで構想外だった。その彼が現在、ほぼ全試合に出場して常にピッチにおける最優秀選手の1人になっている」と質問を投げかけた。するとクロアチア人指揮官が答えた。 「われわれは何もしていないよ。練習をしただけだ。以前もコメントしたことだが、もしかしたら彼にとって、あのカルチョ(サッリのプレースタイル)は私のカルチョよりも適していなかったのかもしれない。これはよく起こり得ることだ」 続けてトゥドルは、自陣の中心選手へと変化を遂げた鎌田をさまざまな側面から分析して大絶賛した。 「私にとってカマダはファンタスティックな選手だ。複数のポジションをカバーできるうえ、メンタリティが10点満点だ。前方でもプレーできるし、ボランチでもプレーできる。さらにもっと攻撃的なプレーもできる」 「それから決してあきらめないし、ミスも全くない。まるで頭の中にコンピューターが入っているかのようだよ。本当に選手全員が彼のようだったらね。心理面に関して言えば、全ての監督がチームにダイチが10人いることを望むことだろう」
タブー視された2人のクオリティ
サッリの4-3-3のインサイドハーフでは、攻撃的特徴を持つ鎌田とルイス・アルベルトの共存はタブー視されていたが、トゥドルの3-4-2-1では、鎌田がボランチ、スペイン人MFがトップ下で華麗な連携を見せている。 ルッソ記者は「カマダとルイス・アルベルトは現時点で非常に楽しんでプレーしているように見える」と語り、クロアチア人指揮官の見解を求めた。トゥドルは、新生ラツィオにおいて高いクオリティを持つ2人の重要性を強調している。 「その通り。2人は楽しんでいるように見える。ルイスはボールに触り、カルチョをするのを好む選手だ。常にラツィオのプレーに関わっていて、そこが重要だ。カマダは攻撃的な選手で、前線への飛び出しのクオリティを持っている」 「その彼とルイスの間で素晴らしい流動性がある。加えて2人にはクオリティがある。クオリティのある選手がいなければ、ゴールは挙げられないし、ラストパスも送れないし、何もできない。特にラスト20~25メートルにおいて根本的なことだ」 試合情報 モンツァ vs ラツィオ 試合時間:2024年5月5日(日)日本時間1:00 会場:U-パワー・スタジアム