「愛している」と言われ好感、投資勧められ1.5億円詐欺被害 イタリア在住の女性、芦屋署に被害届
22日午前、イタリア在住で兵庫県芦屋市にも自宅がある日本人女性(59)が「交流サイト(SNS)で知り合った男から投資名目で約1億5千万円をだまし取られた」と芦屋署に届け出た。同署は外国人を装い、相手に恋愛感情を抱かせる「国際ロマンス詐欺事件」とみて調べている。 【写真】「それ詐欺ですよ」新人タクシー運転手、客乗せたまま交番へ ピンときた! 会話で確信 同署によると、女性は2023年4月19日、自称日系米国人を名乗る男とインスタグラムで知り合い、LINE(ライン)でやりとりするようになった。「愛している」などと言われ、SNSの写真の容姿にも好意を抱いたという。外国為替証拠金取引(FX)投資を勧められ、女性は投資資金として、7月24日まで17回にわたって計約1億5千万円を指定された銀行口座に振り込んだ。 相手に教えられたサイト上では利益が出ているように表示されていたが、入金を繰り返し求められたことや、インターネットでロマンス詐欺の手口を知ったことで被害に気付き、帰国後に同署に届け出た。