岡山で24時間100キロ歩行 新たな実行委員会で、参加者募集スタート
「晴れの国おかやま24時間・100キロ歩行2025」の参加者募集が12月15日に始まった。(岡山経済新聞) 来年5月3日・4日に開催する同大会。3日10時に旭川河川敷をスタート。沖田神社(岡山市中区沖元)、備中中学校、特別史跡旧閑谷学校(以上、備前市)、和気町、赤磐市のネオポリスを通り、旭川河川敷に戻る100キロのルートを4日10時までに歩く。 募集は、「個人の部」=850人、親子で43キロを歩く「親子の部」=50組、3人1組で歩く「チームの部」=20組。個人の部は2人1組のペアで応募できる。 同イベントは、松下政経塾の「100キロ行軍」を参考にして岡山政経塾が2003(平成15)年にスタート。2012(平成24)年に現在の名称に変更し、参加者を公募して開催するようになった。2016(平成28)年には参加者を1000人に拡大し、2017(平成29)年には親子の部、チームの部を新設した。 実行委員長に就任した石尾正紀さんは、2013(平成25)年に初めて100キロ歩行に出場。翌年と2大会、完歩する。2016(平成28)年から実行委員会に入り、今回、岡山政経塾出身者ではない初の実行委員長になった。テーマは「新たなる挑戦」。現在は約30%が県外からの出場者。石尾さんは「これまでの実行委員長から引き継いだ『文化となる大会にする』という目標をかなえるため、県内外の人に多く広め、岡山で100キロを歩きたいと思ってもらえるような運営、おもてなしなどに挑戦していきたい」と話す。 石尾さんはOSKスポーツクラブ岡山で営業部長を務め、ウオーキングイベントなど数多く手がけてきた。41歳でマラソンや登山などに挑戦し始め、これまで県内外の100キロ歩行に16回出場した。 「ボランティアでサポーターをした時、20キロでは血気盛んな声をかけられ、70キロでは感謝され、ゴールの100キロでは涙する出場者に出会った。まるで人生のようだと感じた。人生にはチャレンジする時がある。店を開業しようと決意した友人やプロポーズをする人にも出会った。100キロへ挑戦することで、挑戦することへの恐怖と戦い、勇気をもらえるはず」とも。 募集は2025年1月7日まで。応募多数の場合は抽選となり、1月16日に発表予定。
みんなの経済新聞ネットワーク