ガレッジセールも登場 薬物や銃器犯罪の撲滅へ集い 警察庁・沖縄県警
県内で若者を中心に大麻などの薬物乱用が目立つ中、警察庁と県警は2日、「薬物銃器犯罪根絶の集い・沖縄大会」を那覇市のサンエー那覇メインプレイスで開いた。集いは全国の都道府県警での持ち回り制で、沖縄では初開催。200人を超える利用客が来場し、お笑いコンビのガレッジセールらによるトークやクイズを楽しみながら、薬物乱用防止などへの理解を深めた=写真。 闇バイトに応募しないで 沖縄県警が動画で呼びかけ
県警や警察庁によると、集いは1995年に「銃器犯罪根絶の集い」として始まり、薬物事犯が全国で広まる傾向にあった2013年に、薬物乱用防止も開催趣旨に加わった。 23年の全国での薬物事犯摘発者数は約1万3千人、うち大麻は6482人で初めて覚醒剤を上回った。同年の県内での薬物の摘発者数は249人。県内は約7割が10~20代で、若年層での大麻を中心とした薬物のまん延が懸念される。 集いでは、元麻薬取締官で県薬物乱用防止協会指導員の前木秀治さんと県警組織犯罪対策課の平良愛里巡査部長が、薬物の危険性や使用を誘われた際の断り方などを来場者に共有。ガレッジセールの2人も大学生少年サポーターを交えたクイズで盛り上げたほか、県警音楽隊によるコンサートもあった。
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