【ラグビー】序盤早々に数的不利...姫野和樹「こういった経験を糧に」長田智希は雰囲気を一変させるプレー「その一人の分の仕事を...」
◇リポビタンDチャレンジカップ2023 パシフィックネーションズシリーズ フィジー代表35-12日本代表(5日、秩父宮ラグビー場) 【画像】フィジー戦に出場したラグビー日本代表の長田選手 ラグビー日本代表は5日の強化試合でフィジー代表に35-12で敗れました。ナンバー8でスタメン出場した姫野和樹選手は「こういった経験も糧になる、糧にしないといけないと思う」と危機感を募らせました。 試合は序盤、わずか7分でピーター・ラブスカフニ選手のタックルがレッドカードとなり一発退場。早々に数的不利の戦いとなりました。 姫野選手は「ああいう状況は起こしてはいけない。その中での対応力がうまくいかずやられてしまった。タックルの個人のスキルというところがここ数試合重要になってしまうケースが多いので、まずはそこを改善しないといけない」と振り返ります。 試合はフィジーがスピード感のある攻撃を展開。さらにタックルされてもオフロードパスをつないで一気にトライまで持ち込む『フィジアン・マジック』と呼ばれるパワフルな攻撃が飛び出すなど5トライを決められました。 「この結果を真摯に受け止める」と話した姫野選手。加えて「こういった経験も糧になる、糧にしないといけないと思うので、経験からしっかり学んで残り1か月チームとして過ごしていきたい」と次を見据えます。 それでも収穫はありました。劣勢の中、代表2試合目のスタメンとなった長田智希選手が中央を突破。トライ目前まで運び、結果としてはディフェンス陣に阻まれましたが、秩父宮ラグビー場に大きな歓声が戻ります。その後、日本はジョネ・ナイカブラ選手とセミシ・マシレワ選手がトライを決めて意地をみせました。 試合の雰囲気を変えてみせた長田選手は「勝ちきれなかったということで課題が見つかった試合だった」と悔しさをにじませます。 14人での戦いになったことには「その一人の分の仕事をするしかない」と最後まで強い気持ちで貫いた長田選手。その戦い続けた気持ちは日本代表生き残りへ、最高のアピールとなりました。 9月のラグビーワールドカップフランス大会へ向けて、国内最終戦に敗れた日本。今後は26日にイタリア遠征でイタリア代表と大会前最後の試合を行う予定です。