大峯豊、地元・下関での大舞台ヘ向け一歩一歩足を進める【戸田ボートSG「BRダービー」初日】
◇22日 SG第71回ボートレースダービー初日（埼玉県・戸田ボート） まだ見ぬ果てしない頂上決戦へ一歩一歩、進む。初日4Rで大峯豊がインから逃げ切り1着。「スタートで後手（コンマ18）を踏んじゃったから一瞬『あ～、もう駄目だ』と諦めた。逃げたというより、逃がしてもらった感じ」。虎の子の1号艇を間一髪でものにして苦笑いを浮かべた。 ◆戸田ボート場にまさかのビッグな珍客【写真】 前評判は高かった53号機だが「やれることは全てやって、プロペラも自分の形にした。でも、ちょっと期待外れ。戸田のいいエンジンは伸びていくイメージだけど、足合わせでも普通ぐらい。数字のイメージはない」と首をひねる。 11月には地元・下関でチャレンジカップが開催される。大峯の獲得賞金ランクは現在170位台と乗り越えるべき壁はとてつもなく高い。「優勝か、最低でも優出2着が条件なんですけど…。SGで優出もしたこないので大きいことは言えないけど、目の前のレースをひとつずつ頑張って最後に優勝戦の舞台に立っていたらいい。戸田は伸び水面。伸びをこさせて仕上がっていたら、どのコースでもチャンスはあるはず」。はるか先にある大きな物事を成し遂げるためには、ひとつひとつの積み重ねが大切。だが、大峯は初戦で確実にその一歩を踏み出した。
中日スポーツ
