二十歳のとき、何をしていたか?/水道橋博士 人生は自分を主人公にした一冊の本。その伏線になるような出来事をたくさん経験した赤貧の修業時代。
AT THE AGE OF 20
写真は20代の頃の水道橋博士と玉袋筋太郎さん。グルメ番組や温泉番組は断っていたというほど、当時はトガっていた。変化が訪れたのは、ダウンタウンの実物を目の当たりにした27歳のとき。「戦慄しました。俺はお笑いに強弱があるって言い方をするんですけど、こんなに強い人がいるのかって。制空圏があっという間にできて、この人が言うことは何でも面白いってムードをつくってしまうんです」と博士。これがきっかけで、丸くなっていったそう。
プロフィール
水道橋博士|1962年、岡山県生まれ。1987年に玉袋筋太郎と浅草キッドを結成。数々の賞レースをものにする。文筆業にも力を入れており、主な著書に『藝人春秋』シリーズ、『はかせのはなし』『長州力 最後の告白』など。最新著は『藝人春秋Diary』。 photo: Takeshi Abe, text: Keisuke Kagiwada(2022年1月 897号初出)
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