<夢の舞台へ’21センバツ八戸西>選手紹介/4 /青森
◇勝負強さ持ち味 村上歩夢中堅手(2年) チャンスの場面での勝負強さが持ち味。中学の時は投手だったが、1年の秋に野手に転向した。昨秋の大会では代打での出場が多かった。バッターボックスでは「野球は結果が全て」と常に自らを追い込み、一球一球への集中力が増した。 冬の間は守備の練習に加えてフィジカルを意識したトレーニングを重ね、念願のセンバツでスタメンの座をつかんだ。「状況に応じた打撃を心がけ、長打も狙っていきたい」とさらなる飛躍を誓う。 ◇スイング力自信 下井田大和右翼手(2年) 努力家でスイング力はチーム随一。昨年12月以降、1カ月に2万本の素振りを目標に振り込んできた。 昨春の練習試合では結果が残せずレギュラーから漏れた。打撃強化のためにプロのスイングなどを研究し、素振りに力を入れた。 特別支援学校との交流で練習への意識も変わった。ボールの修繕を共にして作業の大変さを知り、練習でも一球一球に気持ちを込めるようになった。「甲子園では堂々とプレーしたい」と胸を張る。 ◇俊足巧打が売り 西谷泰成左翼手(2年) 俊足巧打でチームをけん引する。チャンスの場面での思いきりのいいバッティングが売りだ。 中学のころも足の速さが評価され外野を守っていたが、部活引退から高校入学までに体重が10キロ以上増量。動きのキレを取り戻すため70メートル程度の距離を1日15本程度、全力で走り込んだ。結果、打球に勢いが増し、ミート力も上がった。 「チームで一番ヒットを打ちたい」。甲子園での活躍を夢見て、練習を重ねる。