「演歌って本当に名曲揃いなんです!」水樹奈々が選んだ“故郷を連想する演歌”3曲とは?
新生活! 故郷大好き! 故郷演歌! 2曲目「帰ろかな」(北島三郎)
水樹:この曲は、パパがよく歌っておりました。男性の素直になれないお母さんへの愛というか、故郷への愛を見事に表現した曲です。まず1番の歌詞が“淋しくて言うんじゃないが帰ろかな”ってツンデレ状態から入るんですよ。 それから、手紙で「元気だよ」って送ってくれたお母さんのことが気になり、“本当はどうなのかな?”“帰ろうかな?”って葛藤している息子の姿が描かれているんですけど、そこに男性の強がっている気持ちが表現されている感じがして、好きなんですよね。 ただ、演歌なんですけどアレンジが演歌っぽくないと言いますか、ゴージャスなコーラスが入っていて、ちょっとクラシカルな、どちらかというと歌謡曲寄りのアレンジになっているのもポイントで、幅広い世代の方にゆったりと聴いていただける曲じゃないかなと思って選ばせていただきました。
新生活! 故郷大好き! 故郷演歌! 3曲目「つがざくら」(近藤奈々)
水樹:こちらは12歳の水樹奈々が歌っております(笑)。自分自身の故郷を思い出すような、ちょっとご当地ソングみたいな曲ですが“これは入れさせていただきたい!”ということでチョイスさせていただきました。 観光協会の事務局長だった方が作詞、作曲をされているんですけれども、(歌い手を)当時のことを理解されているような大人の世代に歌っていただくのがいいのか、新たな世代の方に歌っていただくのが良いのかと考えた結果“軽やかにお届けするには、12歳の近藤奈々ちゃんがふさわしいんじゃないか”と思って、選んでくださったそうです。 また“新たな世代に歌い継いでもらいたい”という思いも込められているそうなので、時を経て、東京、そして(地元の)愛媛で放送されている「Mの世界」で(曲を流せて)聴いていただけるのは、すごくうれしいことですね。ありがとうございます。 * ということで「新生活! 故郷大好き! 故郷演歌!」を紹介していきましたが、いかがでしたでしょうか? かなり渋い選曲でしたが、どの曲もなんだか春を感じて、この季節にピッタリな選曲になったんじゃないかなと思っております。 新生活に向けて“新しい場所で頑張るぞ!”と気合いに満ちていらっしゃる方。いろいろ大変なこともあると思いますが、故郷はいつでも温かくあなたを見守っております。ぜひ、そのパワーをチャージして前に進んでいただければと思います。以上、Mスクリプションでした! (TOKYO FM「水樹奈々のMの世界」2024年3月18日(月)放送より)