ブルース・スプリングスティーン伝記映画のファースト・ルック公開、ジェレミー・アレン・ホワイトが主演
ドラマ・シリーズ『一流シェフのファミリーレストラン』のシェフ役で既に2つの【エミー賞】を受賞しているジェレミー・アレン・ホワイトが、ブルース・スプリングスティーンを演じる伝記映画のファースト・ルックが公開された。 現地時間2024年10月28日、ディズニーの20世紀スタジオは、2025年に公開予定の音楽界のアイコンの伝記映画『Deliver Me From Nowhere』で、今話題の俳優がザ・ボスを演じている姿をSNSで初公開した。 黒のレザー・ジャケットと少しボタンを外した赤いフランネル・シャツという、非常にスプリングスティーンらしい服装で、若かりし頃のボスのカールした髪型も完璧に再現したホワイトが遠くを見つめている。 スコット・クーパーが監督と脚本を担当した『Deliver Me From Nowhere』は、スプリングスティーンの1982年のアルバム『ネブラスカ』の制作過程を綴ったウォーレン・ゼインズの同名著書の映画化だ。1984年に米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で首位を獲得した『ボーン・イン・ザ・U.S.A.』が大ヒットしたスプリングスティーンだが、『ネブラスカ』はそれ以前に発表された。これはEストリート・バンド抜きで録音され、主にアコースティックなデモ曲を集めた心に響く切望に満ちた作品で、Billboard 200で3位を記録した。このアルバムには米ビルボードの“Mainstream Rock Airplay”チャートで10位を記録したシングル「Atlantic City」と、22位を記録した「Open All Night」が収録されている。 『Deliver Me From Nowhere』にはホワイトのほか、【エミー賞】受賞者のポール・ウォルター・ハウザーとオーストラリア人女優のオデッサ・ヤングも出演する。米バラエティは以前、【エミー賞】受賞者のジェレミー・ストロングがこの作品への出演を検討していると報じた。 本作は、Netflix Filmsの元会長スコット・ステューバーにとってNetflix退社後初の主要作品となり、彼はエレン・ゴールドスミス=ヴェインとエリック・ロビンソンとともに同作をプロデュースする。米デッドラインによると、スプリングスティーンと彼のマネージャーであるジョン・ランドーはこのプロジェクトに積極的に関わっている。 ブルース・スプリングスティーンは、米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100"で12曲のTOP10ヒットを記録しており、その中には1980年の「Hungry Heart」(5位)、1985年の「Glory Days」(5位)、1994年の「Streets of Philadelphia」(9位)などがある。「Streets of Philadelphia」は、その年の【アカデミー賞】で<アカデミー歌曲賞>を受賞した。Billboard 200では、1987年の『トンネル・オブ・ラヴ』(1週)、2002年の『ザ・ライジング』(2週)、2014年の『ハイ・ホープス』(1週)など、11作のアルバムが1位を獲得している。