【風邪をひいたかも?と感じた時】「鍋料理」or「生姜焼き」どっちがおすすめ?栄養士が解説!
最近は暑くなったり寒くなったり、気温が不安定で体調を崩しやすい時期ですよね。ちょっと風邪をひいたかも?と感じた時、どのようなものを食べればいいのでしょうか?今回は風邪をひいた時の食事のポイントをご紹介します。 <写真>【風邪をひいたかも?と感じた時】「鍋料理」or「生姜焼き」どっちがおすすめ? ■風邪をひいた時のポイント3選 風邪の原因は、ウイルスや疲労、ストレスなど様々ですよね。なるべく早く治癒するために大切なポイントは3つです。 ①栄養をとる 発熱や咳などがあると、食欲が湧かないこともありますよね。ただ身体の調子が悪い時は、体力をとても消耗している状態。早期に回復するためには、できれば栄養を補給したいものです。スープやおかゆなど、水分の多いものは喉越しがよく、水分補給もできるのでおすすめです。 ②保湿 乾燥するとウイルスが体内に侵入しやすくなります。その為、加湿器などを用いて、湿度を一定に保ち、喉や鼻の乾燥を防ぎましょう。 ③安静 なんといっても安静にして、体力を温存することは大切。ただでさえ熱や咳など、身体が不調だといつも以上にエネルギーを使っている状態。その時に身体を動かすと、回復するために必要な体力が消耗されてしまいます。 ■風邪をひいた時はどのような食事がおすすめ? では風邪をひいた時、鍋料理としょうが焼き、どちらがおすすめなのでしょうか? 正解は鍋料理です。 しょうが焼きは身体を温めてくれるしょうがが入っていたり、豚肉から良質なたんぱく質が摂れるというメリットがあるものの、脂質が多いので消化が悪く、身体に負担がかかってしまいます。 一方、鍋料理によく使われる白身魚や鶏肉、豆腐は脂質が控えめで消化の良いたんぱく質。また野菜もくたくたに煮込まれているので、消化にやさしく、身体に負担になりにくい料理です。様々な具が入っていることで、熱によって失われがちなビタミン類も摂れるのも嬉しいポイント。スープまで飲めば水分補給にもなります。 ただ発熱があって食欲が落ちていたり、冷たいものが食べたい時は、無理をせずヨーグルトや果物など食べやすいものを食べてくださいね。 <参考> 栄養素図鑑と食べ方テク(朝日新聞出版) ライター/和田梓(管理栄養士)
和田 梓