【台風最新情報】“ダブル台風”の進路 暴風域伴う強い台風18号は沖縄へ接近おそれ 台風17号は1日にかけ東日本に影響おそれ【気象庁の雨・風最新シミュレーション】
気象庁によりますと、台風17号(チェービー)は29日午後6時時点で父島の南にあると推定されていて、1時間に約15キロの速さで北へ進んでいます。中心気圧は1000ヘクトパスカル、最大風速は20メートル、最大瞬間風速は30メートルで、北東側390キロ以内と南西側220キロ以内では、風速15メートル以上の強い風が吹いています。 【画像を見る】台風17号+台風18号の進路と 9月末~10月初旬の雨と風のシミュレーション 18号は勢力が強く、週の後半にかけて沖縄地方や西日本に接近するおそれがあります。近畿地方も荒れた天気や大雨になるおそれがあるため、情報に注意が必要です。 これからの1週間、前半は晴れ間の出る日が多いですが、3日(木)以降は前線や湿った空気の影響で雨の降る日が多い見込みです。また、台風の影響もあって、10月に入ってもまだしばらく蒸し暑さが続く見通しです。
◆台風17号 日本の東へ
台風は、小笠原近海を発達しながら北上し、30日朝から昼過ぎにかけて小笠原諸島に最も接近する見込みです。その後、台風は小笠原近海から日本の東を北上し、30日から10月1日頃にかけて東日本に影響するおそれがあります。 小笠原諸島では30日にかけて、台風周辺や台風本体の暖かく湿った空気が流れ込んで大気の状態が不安定となり、雷を伴った激しい雨が降って大雨となる所があるでしょう。 30日午後6時までに予想される24時間降水量は多い所で、 小笠原諸島 150ミリ また小笠原諸島では29日は強い風が吹き、30日は非常に強い風が吹くでしょう。 29日に予想される最大風速(最大瞬間風速) 小笠原諸島 17メートル (30メートル) 30日に予想される最大風速(最大瞬間風速) 小笠原諸島 20メートル (30メートル) その後2日の午後3時ごろには、日本の東で温帯低気圧に変わる見込みです。
◆台風18号は”非常に強い”に発達も?暴風域ともなう
また、強い台風18号(クラトーン)は、29日午後6時には、フィリピンの東にあって、1時間におよそ15キロの速さで北西へ進んでいます。中心の気圧は975ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルで、中心から半径110キロ以内では、風速25メートル以上の暴風となっています。 台風18号は、発達しながら沖縄の南を北上し、10月2日から3日頃にかけて、暴風域を伴って強い勢力で沖縄地方に接近するおそれがあります。 10月1日に予想される最大風速(最大瞬間風速) 沖縄地方 17メートル (30メートル) 沖縄地方では、うねりを伴って波が次第に高くなるでしょう。 30日に予想される波の高さ 沖縄地方 5メートル うねりを伴う 10月1日に予想される波の高さ 沖縄地方 5メートル うねりを伴う