ドイツ的なつかしクルマグッズは「首振りダックスフント」と「お手製トイレットペーパーカバー」…メルセデスのリアトレーを飾るダサアイテムをご紹介【みどり独乙通信】
トイレットペーパーの常備は日本ではあまり見かけない?
ドアノブやトイレットペーパーホルダーに電話など、色んな所に毛糸で編んだり、パッチワークだったりとお母さんやおばあちゃんの手芸作品が昭和の日本の家のあちこちにありましたが、そのような感じでドイツのクルマにはなぜかトイレットペーパーカバーが飾られています。 昔のドライブでは公衆トイレも数は多くなかったでしょうし、これは今もそうですがトイレットペーパーがなくなっていることも。そんなこともあり、1ロールを積んでおくと安心ですがトイレットペーパーをそのままに積むと見た目も悪いので毛糸でカバーを編み、見た目もオシャレなカーアクセサリとしてもよく、そして公衆トイレで急に必要になったときのお助けアイテムとしても活躍したそうです。 また、メルセデス乗りにかつて流行った定番アイテムはまだあります。日本のタクシー運転手が今も使っているのを見掛けますが、木製の玉みたいなものを編んだマッサージシートカバーや羊毛のモコモコシートカバーです。 とくに羊のモコモコタイプを、真夏で暑かったイベント当日にも敷いて来た方が何名もいました。メルセデス乗りの必須アイテムは、暑くてもなくてはならないアイテムなのかもしれませんね。これらのアイテムは、日本の昭和に流行った水中花のシフトノブやポピーの芳香剤(ドイツにもまだ売っています!)、つり革(ドイツの日本車オーナーの若者に今も人気!)などに匹敵するのでしょうか? ヴァッケル・ダッケルとトイレットペーパーカバーは、メルセデスに限らずドイツの旧車乗りのお供として、いまも多くのクルマの後部座席の後ろを飾っています。ドイツのクルマカルチャーのひとつとして、時代と世代を超えて受け継がれ、シニアには懐かしい、若者には新しく感じるアイテムとして一緒に楽しめるところが良いですね。
池ノ内みどり
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