新作スマホゲーム『リバース:1999』の“人外キャラ”の顔が良すぎる。やたらと良い声でしゃべり、性癖が捻じ曲げられるかなり攻めたゲーム
『リバース:1999』──筆者はこのゲームに出会ってから性癖がねじ曲がり、ほぼ毎日このゲームをプレイしています。 【この記事に関連するほかの画像を見る】 まず何と言っても、このゲームに出てくる「人外キャラ」のビジュアルが良すぎるんです。この動画を見てください。 めっちゃ良くないですか? この篭手と布と剣だけで構成されたキャラは「ナイト」。この見た目でCV速水奨さんです。めっちゃ良くないですか? しかも、カッコいいだけじゃなくてゲーム内での性能も良く、火力が高くて相性も使いやすいと良いとこ尽くめなキャラクターなんです。 昨今のスマホゲームではイケメンや可愛い女の子がたくさん出てきますが、『リバース:1999』では一風変わって、こんなふうにやたらと顔(?)がいい人外キャラがたくさん出てきます。しかも、中にはストーリーに介入してくるメイン級の人外キャラもいます。攻めすぎでは? というわけで、あなたの性癖を歪ませにかかってくるゲーム『リバース:1999』を改めて紹介させてください。 (もちろんイケメンや可愛い女の子も出てくるよ!) 文/はくまいさん 編集/実存 ■ハチャメチャにビジュアルのいい人外キャラが大量に出てくるスマホゲーム BLUEPOCHが手がける『リバース:1999』は、主人公「ヴェルティ」が時間逆行という超常現象が起きてしまう災害・ストームの謎を解明するために仲間たちとともに時を遡る“世紀末タイムリバース”RPGゲームです。 本作には「神秘術(アルカナム)」という魔法のような物を使える「神秘学家(アルカニスト)」と呼ばれる仲間たちが登場し、ストーリーでは主人公と「神秘学家」を中心に物語が進行します。 この神秘学家は人だけではなく、物や動物に意識が芽生え、自我を持つ場合もある……というのが、本作に人外キャラクターが豊富に登場する理由です。 例えば、紳士的な空飛ぶリンゴ(!?)「APPLe」は『リバース:1999』を始めたとき最初に手に入れられるキャラクターで、相棒の「レグルス」と共にストーリー中に活躍してくれます。 リリース前には「APPLe」を「カッコいいお洒落なモブだな~」と思っていた筆者ですが……実際にプレイしてみると、驚くほどガッツリとストーリーに関わってきます。初見時には思わず「えっモブじゃないの!?」と言ってしまうほど、いい意味で期待を裏切ってきてくれました。 記事執筆時点の「バージョン1.1」でも、これまでに挙げた「APPLe」や「ナイト」以外にもたくさんの人外キャラが登場します。どれも個性たっぷりで“良い”んですよね……。 個人的には「ミス・ラジオ」、「スプートニク」、「ドア」、「レイビーズ」の4体を特におすすめしたいです。めっちゃ可愛くないですか?? 普段はスマホゲームにそこまでのめり込むタイプではなかったのですが、『リバース:1999』に関しては話が別でした。この人外キャラたちを見てコンプリート欲があふれ出てしまい、今後追加されるであろう人外キャラのために毎日遊ばざるを得なくなりました。 ■「神秘学家」たちの衣装や練りこまれた設定。このゲーム、センスが良い ここまで紹介してきた神秘学家たちは人、物、動物といった呼び方ではなく「芸術作品」と説明され、「生きていた」ではなく「展示された」という表現をされています。こういうちょっとヒネった言葉選びにもセンスを感じずにはいられない。 そんな神秘学家は私たちの生きる現代とはまったく異なる衣装や背景を持っているのですが、そのキャラクター造形にもかなりのこだわりを感じます。 たとえば「サザビー」は錬金術をたしなむキャラクターですが、その衣装は彼女が“展示”されていたとされる1900年代初頭に流行ったファッションをイメージしたもの。髪型や小物、ポーションといった服装以外のアクセサリーにも当時の雰囲気がふんだんに盛り込まれています。 本作に登場する神秘学家たちは、プロフィールとして「本源・ミディアム・香調」の3つの要素が設定されています。 例を挙げると、ナイトであれば本源には「騎士の魂【霊】 騎士の技量」と、彼のルーツではないかと考えられるワードが並んでいます。このあたりは推測も混じったお話になりますが……ミディアムは恐らく本源と何かしら関係するもの。そして「香調」はそのキャラクターが好むものだと筆者は考えています。 こうして散りばめられた情報から、それぞれのキャラクターの元ネタを推測するのもお楽しみのひとつ。 たとえば「ナイト」はおそらく「シャルルマーニュ伝説」を元にしたフランスの叙事詩「ローランの歌」に登場する聖騎士ローランが元ネタだと考えられます。 根拠はいくつかあり、ひとつ剣に刻まれたデュランダルのような文字。そのほかにもアルティメットの「西暦778年後」はシャルルマーニュ伝説の元となる戦争「ロンスヴォーの戦い」が起こった年が778年だったり、とあるセリフの「旧友と馬車を走らせ、月を追いかけたことがある」というのは同じシャルルマーニュ十二勇士に所属していたアストルフォが月に向かったという話がモチーフではないかと考えられます。 また、レベルを上げていくと解放される別衣装「ガブリエルの叙勲式」の名称からは、聖騎士ローランの最期が天使ガブリエルによって天に導かれた……という関係性も挙げられます。 また肉体を持たない彼ですが、これはシャルルマーニュ伝説を元にした物語『不在の騎士』の主人公にして、甲冑の中が空っぽの騎士・アジルールフォを彷彿とさせます。 なお、あくまでこれらは筆者の100%主観的な考察(妄想)である点はご了承ください。 ■デイリーミッションが10分で終わる! めっちゃ楽なゲームシステムでストーリーも進めやすい さらに『リバース:1999』のいいところは、「周回」がめっちゃ楽なことです。一度クリアしたステージは倍速で最大4倍の効率のオートバトルを行うことができちゃいます。 これを利用すると10分程度でデイリーミッションを終わらせられるので、気分が乗らない日はサクッとデイリーをこなしておき、「ストーリーを堪能したい!」と感じたときにがっつり進める……という遊び方がしやすい仕組みになっています。 戦闘はターン制のコマンドバトルとなっていて、選ばれたスペルカードを移動して合成し、強力な攻撃を発動。さらに集めたMP(モキシーポイント)で強力なアルティメット技を使用して敵を撃破する……というシステムです。 そして「調律」と呼ばれる主人公が使えるスキルや、それぞれ違う能力を持つキャラクターたちのスキルを駆使することによって、戦い方のバリエーションが増えていきます。これによって戦略性が生まれ、ただ強い攻撃を放つだけの単純作業にならないように工夫されています。 システム自体はシンプルながら、レベルを上げるだけではクリアできない難度のステージも登場したり、パーティ編成に縛りが設けられる場面があったりと、適度な難易度調整も良い塩梅に感じられました。 加えて、本作には「ウィルダネス」と呼ばれる箱庭系のミニゲームモードがあるのですが、これもまた面白い。 集めた建物で自分の島を好きに作り上げていき、そこに好きなキャラクターを配置できるというだけではあるのですが、人によってはここに膨大な時間を注ぎ込んでしまう方もいるかもしれません。 さらにはミニゲームを遊んでいるとゲーム内通貨や育成に必要なベース素材も回収でき、そこで進化させるための素材を合成することも可能。好きなキャラクターを招待して絆も上げられたりと“遊び得”な要素なので、ゲーム進行的にも無駄のないオマケ要素になっています。 このほかにもストーリーの幕間にクイズが仕掛けられていたり、タイミングを図ってタップ・クリックするミニゲームや頭を捻るパズルがあるイベントなど、ひとつのゲームとは思えないほど大量なコンテンツを取り揃えているのも本作の魅力です。 ■どこをとってもとにかく“良い”感じのゲーム 公式でスタンプが配布されていたり、公式Discordではファン同士のコミュニケーションはもちろん、開発秘話も流されていたりと、リリースされたばかりのゲームとは思えないような盛り上がりを見せる『リバース:1999』。ストーリー、キャラクター、ゲームシステム、どこをとってもとにかく“良い”ので、とにかく一回プレイしてみてほしいです。 とはいえ、なんと言っても最高なのは数々の「人外」キャラクターたち。まさかリンゴやラジオや人工衛星と旅する日が来るとは思ってもいませんでした。本当に、ここまで人外キャラが充実しているゲームはなかなかないと思います。 ぜひ本作を通じて彼らに出会い、その深すぎるキャラ造形と濃密なストーリーを堪能してみてはいかがでしょうか。『リバース:1999』はスマートフォン(iOS、Android)とPC向けに配信中です。
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