シェフチェンコ氏が古巣の10番に注文「彼はミランの宝だが王者ならチームを助けるべき」
ウクライナサッカー連盟(UAF)会長のアンドリー・シェフチェンコ氏が11日、イタリアサッカー殿堂式典に出席した際、古巣のミランについて語った。イタリアメディア『メディアセット』が伝えている。 現役時代に母国のディナモ・キーウのほか、ミランやチェルシーでプレーしたシェフチェンコ氏。かつて“ウクライナの矢”の異名で称賛を浴びたFWは、イタリアサッカーの功労者として殿堂入りを果たすと、過去に8シーズンにわたって所属し、2003年にはチャンピオンズリーグ(CL)優勝のタイトルも獲得した古巣のミランに見解を示した。 「ミランは継続性を示す必要がある。特に、スクデットを獲得し、将来、CLで優勝争いに加われるような強いチームを作り上げるための道を進んでいかなければならない。ミランのファンは、結果を待っているはずだ。ミランは良いプレーを見せる時もある。レアル・マドリー戦はファンタスティックだったよ」 またかつてミランの黄金期を支えた2004年のバロンドール受賞者は、現在、ミランで10番を背負うポルトガル代表FWラファエウ・レオンについて言及。才能あるレオンが宝であることを認める一方、振る舞いを巡って批判が相次いだFWに、カンピオーネ(王者)としてあるべき姿を説いた。 「彼のような選手は守らなければならない。クラブにとって宝だ。だがレオンも、チームのために努力して1歩歩み寄るべきだ。カンピオーネは攻撃において重要な仕事をするだけではない。カンピオーネとは、リーダーであり、困難の時にチームを助ける選手なんだ。レオンにはリーダーとなれるポテンシャルはあると思う。これから彼自身が証明していかなければならない」