平和を考える 児童がポスター作り 広島
児童がグラフィックデザインに触れ、オリジナルポスターを制作するプロジェクトが始まりました。テーマは「平和」です。 川村凌記者「現在、こちらの教室では平和を考えるための少し変わった授業が行われています」 南区の大州小学校で教室に集まった6年生55人。近くで見たり!触ってみたり!児童たちの目線の先にあるのは、核兵器のない世界や平和への願いを訴える「ヒロシマ・アピールズポスター」です。 児童にデザインと触れ合ってもらうことで平和ポスターを広め、「発信すること」を学んでもらおうとJAGDA=日本グラフィックデザイン協会が企画したこの取り組み。 初日に行ったのは好きなポスターを選んで行う模写!水色や赤色などの色鉛筆で自由に描き進めます。 授業を通してこんな発見も・・・ 6年生「丸いスノードームみたいなものが世界を表していて、その中に平和の復興の象徴ハトが描かれてあるから、世界が平和になってほしいということを願ってこの絵を描いたと思う」 グラフィックデザイナー矢吹菜美さん「しっかりと言葉にして感想を語ってくれたことが一番感動した(取り組みを通して)伝えたいことを伝えるということを体験してもらいたい」 今後は児童が描くオリジナルの平和ポスターを制作し、来年2月にはそれらをまとめた一冊の本を作る予定です。 児童「(ポスターは)ただ誰かが作った作品だと思っていたが、ポスターの見方が変わった」「一つ一つの作品に思いが込められていることを知って楽しかった」